KBS公開講座シリーズ 第2回 開催報告

慶應義塾大学ビジネス・スクール 公開講座シリーズ 第2回 小幡 績 准教授 「アベノミクスの持続可能性」

慶應義塾大学ビジネス・スクール公開講座シリーズの第2回、小幡 績 准教授による「アベノミクスの持続可能性」が6月11日に約200人の参加をいただきステーションコンファレンスで開催されました。

本題に先立って「ケースディスカッションとは"何か"を発見、生み出すこと」、「フレームワークを捨てよ、真実を見よう(フレームワークは真実を見抜く目を曇らせる)」、「学問とは検証できない仮説を検証しようと格闘すること」、「真実は存在しない、現実があるだけだ」等々、鋭いフレーズが次々に飛び出す刺激に満ちた幕開けとなりました。続いて、「アベノミクス」には定義・実態が存在しないこと、現在の金融政策の重大な問題点について厳しい分析が展開されました。また質疑応答では、国債市場機能の担保、民間セクターへの資金供給確保を中心とする金融政策が望ましいこと、経済成長の根源である資本と労働に加え、日本では人間の知識向上が不可欠でそのためには意味のある働き方を確保し知識の陳腐化を防ぐことが必須であるとの見解が示されました。

公開講座シリーズは、KBS教授陣が最先端の経営学研究の成果を広く社会にお届けし、実際のビジネスシーンで役立てていただくことを目的として全6回にわたり開催予定です。皆様のご参加をお待ちしております。
開講日の約1か月前よりKBSホームページ上にて申込の受付を開始します。各回の詳細情報は順次HPにて掲載してまいります。
慶應義塾大学ビジネス・スクール 公開講座のご案内(PDF)

開催概要

日時 2013年6月11日(火)19:00~21:00(18:30開場)
会場 ステーションコンファレンス(JR東京駅日本橋口直結、サピアタワー5階)
会場アクセス
参加費 無料
定員 200名[先着順]

講師紹介

小幡 績
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 准教授

1992年東京大学経済学部卒、大蔵省(現財務省)入省、1999年退職。2000年IMF、2001年~3年一橋大学経済研究所専任講師。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)

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開催報告

第1回 経営の大局を鳥瞰する(山根 節教授)※終了

「今、どんな事業が儲かるのか?」、「どんなビジネスモデルが利益を上げているのか?」を見通すための会計数値の読み解き方について、利益ランキングに登場する企業の分析や利益率と利益額の産業マップ等のツールを駆使して分かりやすく解説。「経営リテラシー」に関する多彩なトピックについて熱い講義を展開しました。

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第2回 アベノミクスの持続可能性(小幡 績准教授)※終了

講義の冒頭から「ケースディスカッションとは"何か"を発見、生み出すこと」、「学問とは検証できない仮説を検証しようと格闘すること」、「真実は存在しない、現実があるだけだ」等々、鋭いフレーズを受講者に投げ掛ける、刺激的な幕開けとなりました。続いて本題では、「アベノミクス」には定義や実態が存在しないこと、現在の金融政策の重大の問題点について厳しい分析を展開しました。

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第3回 『配る』マネジメント ~気配り、目配り、利配り~(高木 晴夫教授) ※終了

部下の能力を引き出し、生き生きと仕事をしてもらうための"「配る」マネジメント"について、講 義の前半で説明。その後、理論的な基礎となっている新たな組織論「要素還元型と生命型」につ いて論じ、これら2つのどのようなバランスが企業の持続的成長をもたらすのか、を今後の研究課題として挙げました。

開催報告

第4回 マーケティングの新課題(井上 哲浩教授)※終了

講義の前半では、ビッグデータ時代におけるマーケターの役割について説明。彼らが理解すべき事柄は①データ解析手法②マーケティング戦略③メディアやデバイスへの知識の3点であると論じました。続いてデジタル・データの課題やリスクについて述べ、最後に「警鐘」として、データのredundancy やfusion の重要性、クラウドがもつ大きなインパクトの可能性、消費者意思決定プロセスの重要性等について指摘しました。

開催報告

第5回 「インド・マドゥライのアラヴィンド眼科病院」のケース・ディスカッション
(小林 喜一郎教授)※終了 

教室レイアウトや机上の名札など、KBSのケース授業を模したセッティングで行った公開講座初のケースメソッドによる授業形式。「ケース授業では、どんどん発言すること。病院経営に詳しくなることが目的ではなく、分析と議論を通じて経営に関わる一般化可能な考え方を導き出すことを目指す」というコメントでスタートし、アラヴィンド眼科病院のユニークな活動について種々の角度から議論を展開しました。ケースの内容やその他の事例を通じて、様々なマネジメントに関わる理論やコンセプトが紹介され、最後まで活発な議論が繰り広げられました。

開催報告

第6回 制度設計の醍醐味―2025年に備えて(田中 滋教授)※終了 

田中教授は、日本の介護制度検討が開始された1989 年当時から、制度設計の中枢で活躍してきました。企業の新製品ローンチのフレームワーク(使命、価値、買い手、中核概念・技術、理念)を使って、2000 年から始まった日本の介護保険制度の説明がなされました。従来全く存在しなかった介護保険制度が円滑に運用されてきた理由として、田中教授は制度設計上のサブシステム、サブ・サブシステムが周到かつ精緻に設計されたことを指摘しました。

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