Council on Business and Society(ビジネスと社会に関する評議会)

KBSは、ダートマス大学タック・スクール・オブ・ビジネス(アメリカ)、エセック経済商科大学院大学(フランス)、マンハイム大学ビジネススクール(ドイツ)、復旦大学ビジネススクール(中国)と提携し(※)、「Council on Business and Society(ビジネスと社会に関する評議会、以下CoBS)」を設立しました。CoBSは、合計で世界GDPの50%以上を占める5カ国のトップビジネススクールが連携し、多文化・複数校の知的資源を結集して、今日のビジネスと社会に関わる重要な課題について研究を進め、その成果を広く社会に発信していくことを目的としています。

※2013年1月より、ブラジルのファンダサウン・ゲットゥーリオ・ヴァルガス大学(FGV)も参加し、提携校は6校となる予定

第一回年次国際フォーラム開催報告


左からユルゲン・シュナイダー校長(マンハイム大学)、陸雄文校長(復旦大学)、ポー ル・ダノス校長(ダートマス大学)、河野宏和校長(KBS)、ピエール・タピエ校長(エセック)

2012年11月16~17日には、フランス・パリ市内のLes Salons de la Maison des Arts et Métiersにて、第1回年次国際フォーラムが開催されました。5カ国の経済界、政界、学術界から200名を越える参加者が集い、「コーポレートガバナンスとリーダーシップ」をテーマに、ダイナミックな意見交換と交流がなされました。
SAP本社CFOのワーナー・ブラント氏は基調講演で、「コーポレートガバナンスは今や、リーダーシップに関わる中心的議題となった。コーポレートガバナンスはかつて企業戦略の一部として形作られたが、現状はその逆だ。企業の戦略構築は、常にバリューシステムの定義から始まる」と述べました。
また、同じく基調講演で登壇したマッキンゼー・アンド・カンパニー ディレクターのエリック・ラベイ氏は、「コーポレートガバナンスに関する議論は株主に限らず、従業員、顧客、取引先、組合などすべてのステークホルダーが参加するものである。また、そうした議論の際には、短期的経済指標との関連に関らず、長期的ゴールの達成、たとえば従業員満足、イノベーション、良いレピュテーションの確立などに焦点を当てるべきだ」と主張しました。


三國谷勝範氏 講演

日本からは、前金融庁長官(現・東京大学政策ビジョン研究センター教授)の三國谷勝範氏が、プジョー取締役会長のティエリー・プジョー氏、SAP本社CFOのワーナー・ブラント氏、ルノー取締役のアラン・シャンピ氏と共に、エセックのパトリシア・シャーリー教授、KBSの大林厚臣教授のモデレートの下、「Governance and Leadership at Crossroads」というテーマでパネルセッションを行いました。
太田康広教授は、「Audit and Optimal Financial Disclosure」を題材とした分科会で、会計基準の統一にかかるコストについて問題提起を行い、会計基準の異なる証券取引所の併存を認め、取引所同士に競争させることで最適規制レベルを見出すことを提案しました。
「清水勝彦教授は、ダートマス大学の学生がBP社のオイル流出事故のケース研究を発表した「Media & CEOEffectiveness」という分科会をモデレートし、聴衆も巻き込んだインタラクティブな議論で盛り上げました。
また、KBSの現役学生のグループは、「Employees, Governance, and Society」をテーマにトヨタ、日産、JAL、東京電力のケース研究成果を発表しました。

2日間にわたるフォーラムは、次回のホスト校であるKBSの河野宏和研究科委員長が最後に総括を行い、盛況のうちに幕を閉じました。
第2回年次国際フォーラムは、2014年春に東京で「ヘルスケア(医療福祉問題)」をテーマに開催される予定です。


CoBSおよび第1回年次国際フォーラムの詳細は、こちらからご確認ください。

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