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第98回 経営幹部セミナー 開催報告

第98回経営幹部セミナーは下田東急ホテルで開催されました。日常生活から離れた下田は、集中して勉強するには絶好のロケーションです。今回のセミナーは、「会議の知的生産性」に始まり、「会計」「財務」「マーケティング」等、MBAコースを凝縮した中身の濃い内容でした。ケースディスカッションに加えて、土曜日は講演日となっています。9月7日(土)は許斐義信教授が『日本企業の国際競争力』と題して、真の国際競争力回復への処方箋を示しました。14日(土)の山根節教授の『国際会計基準(IFRS)で変わるこれからの経営』では、世界の金融マーケットの動向とこれからの日本企業の経営のありかたを展望しました。いずれの講演も、受講生から大変興味深かったとの感想をいただいております。

セミナー概要

開催日時 2009年11月2日(月)~11月14日(土)[12泊13日]
会  場 下田東急ホテル

参加者からの声

  • 実務において絶対に取り扱わない内容、今までに経験のない分野、勉強したくても後回しになっていた分野など幅広くカバーされており大変よかった。
  • 前評判通りよく練られたプログラムで、ビジネス・スクール人気No.1の理由がわかった。
  • 講師の話し方がわかり易く、面白い!さすがKBSだと思った。
  • 多様で優秀な受講生と共有、ディスカッションできて良い刺激になった。
  • ケース・メソッドの教育方法はグループまたは講義のメンバーと、知らずに仲間になり、学習環境が事前に出来上がる素晴らしい方法だと感じた。

セミナー主管メッセージ

経済状況が低迷する中、第98回経営幹部セミナーには多くの企業からご参加いただきました。このセミナーの主旨は「環境の変化に対応するマネジメント」に ありました。低コストライバルの出現、新興国市場の台頭、環境を意識した経営など、日本企業を取り巻く環境は大きく様変わりしています。そのような経営環 境では、過去の延長線上の意思決定や経験に基づいた発想や戦略は、企業の衰退を招くことがあります。「何が日本企業の国際競争力を低下させたのか、その要因にどのように対処すべきか」「何がコモディティー化を引き起こすのか、高付加価値型の企業はどのような戦略をとるべきか」など、今回のセミナーでは、受講者全員がこのような問題意識を共有できたものと確信しています。

98回セミナー主管
磯辺 剛彦

経営幹部セミナー100回の歴史

「経営幹部セミナー」は1963年の創設以来、700社、6,600名を超える企業・官公庁の方々に受講いただき、好評により一昨年からは年3回開催に増設されました。来年9月に当セミナーは100回を数えます。当時の「参加者のしおり」を紐解くと、現在に至るまで変わらずセミナーに派遣してくださっている企業様が多いことに驚かされます。

修了の皆様からは異口同音に「将来の経営管理者としての判断力・意思決定力を研鑽する場として、また他産業・他企業で同様の立場に在られる方々との交流・意見交換の場として得がたいプログラムである」との高い評価をいただいております。

セミナーの内容は毎回見直されていますが、「ケース・メソッド」という確立された手法に立脚しているため、セミナーの基本的な構成は40年以上大きな変動がありません。このぶれない手法こそが、当校セミナーの強みであると自負しています。