2012.06.22

カルロス・ゴーン氏特別講演会 開催報告

 2012年6月19日(火)、慶應義塾大学日吉キャンパス協生館にて、ルノー・日産アライアンス 会長 兼 最高経営責任者 カルロス・ゴーン氏をお招きして特別講演会を開催しました。
KBSでは日頃から、多数の経済界や学界を率いるリーダーを招いて、特別講演会を開催しています。このたびは、これからの日本経済を担うトップビジネススクールの若者に向けてメッセージを伝えたいという、ゴーン氏ご自身の強いご意向を受け、本講演会が実現しました。ゴーン氏がKBSで講演をしたのは、2002年以来、10年ぶりでした。

当日は、経営管理研究科(KBS)の学生および同窓生を中心に、他学部・研究科の塾生を交えて全部で480名余りが藤原洋記念ホールを埋め尽くし、1時間半に渡って、普段なかなか聞くことのできないゴーン氏の生の声に耳を傾けました。
講演テーマは"Global leadership and crisis management by Carlos Ghosn"で、リーマンショック、東日本大震災、タイの洪水など、ここ数年間で日産が直面した様々な危機を乗り越えたエピソードを交えながら、グローバルな視点でのリーダーシップについてお話しいただきました。ゴーン氏は、危機対応でリーダーに求められることとして、1)客観的で明確な状況把握、2)短期的対応策と中長期的方針の策定、3)現場への権限移譲、4)当事者意識を備えた危機対応現場への参画、5)危機からの学習の5つを挙げました。また、学生に対して「貴方たちはグローバル人材の第1世代です」と呼びかけ、グローバル化はもう既に完了しており、これからはローカル化かグローバル化かの二者択一ではなく、どのようにグローバル化の影響をプラスに持っていくかを考える時代だと伝えました。

 講演に続いて、清水勝彦教授のモデレーションにより、ゴーン氏とKBS生6名とのパネルセッションが行われました。ゴーン氏は、自身の若い頃の体験や日々の心がけなどを織り交ぜつつ、「経営者として継続的に成果を出し続ける能力の収得」「モチベーションの源泉としてのアイデンティティ創出の重要性」「新興国へのビジネス展開の留意点」など、学生が事前に準備していた質問に対して熱弁をふるいました。対話の所々に、MBA学生が将来のリーダーになることを見据えて今学んでおくべきことに関する、力強いメッセージが込められていました。
パネルセッション終了後も、会場内の学生や同窓生から活発な質問を寄せられたゴーン氏は、一つ一つに丁寧な語り口で真摯に答えていました。

 全プログラムが終了し、河野宏和 経営管理研究科委員長らと一緒に笑顔でフォトセッションに対応したゴーン氏は、その後別室に移動し、KBS生による個別インタビューに応じました。インタビューの模様は日産のグローバルホームページで公開されている他、塾生新聞にも掲載予定です。



当日の模様は、以下からもご覧いただけます。

PAGE TOP