2013.10.03

講演会開催報告:経済産業大臣 茂木敏充氏

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 秋の訪れを感じはじめた9月27日(金)。

 慶應義塾大学日吉キャンパス協生館に、茂木敏充経済産業大臣が来館され、「日本経済の現状と今後の政策課題」と題したご講演をいただきました。8月から9月にかけての2カ月の間で8カ国もの国々を訪問されたという多忙なスケジュールの中、我々KBS学生のために貴重なお時間を共有してくださいました。

 当日は中間試験を目前に控えているにもかかわらず、120名を超える多くの学生が集まり、茂木大臣の熱いお話に聞き入りました。

 講演の冒頭では、アベノミクスによる景気回復の兆しを実体経済の再生に繋げるための政策=「3本の矢」に関するお話に加え、今夏の外交を通して実感されてきた「日本に対する諸外国からの期待感」を、生々しくお伝えくださいました。

 さらに、「2020年東京オリンピック開催決定」という4本目の矢が加わった今、「日本企業が世界で金メダルを取る」ための政策(規制緩和・産業競争力強化法案・新興国戦略)を踏まえ、「日本企業にどのような経営を期待するのか」という、我々KBS学生に向けたテーマについてもご講義くださいました。

 地域ではなく「企業や技術にフォーカス」した経済特区の整備を行い、戦略市場に対して徹底的に攻め込んで、一気にクリティカルマスを越えていくというマーケティング戦略構想や、インドにおけるコンテンツビジネスの成功事例を挙げながらご説明された「新興国におけるローカライズの重要性」に関する具体的なお話は、KBSの授業で学んできた知識を昇華させる上で、とても重要な気づきとなりました。

 また、IPS細胞や予防医療、蓄電池技術など、日本のポジションが優位にある新たな成長分野を挙げ、「日本の自信を取り戻す」ことの大切さを、ストレートなお言葉で熱く語られただけでなく、日本が強い分野はさらに強く、これまでポテンシャルがありながら諸外国の後塵を拝してきた分野については「倍返しだ!」、という流行のフレーズを交えた巧みなプレゼンテーションをご披露くださいました。

 学生からも数多くの質問が出ました。「国内における雇用の流動化が、企業による高度人材の育成投資に及ぼす影響をどう考えるか」、「アフリカ市場にもっと日本企業が進出するには」、「消費税増税の影響」など、雇用問題やグローバル化、経済政策そのものに関する質問から、「起業家に必要な素養」といった経営像にかかわる質問に至るまで、幅広い意見交換がなされました。

 起業家に必要な素養について、大臣からは「1:明るさ、2:将来を構想するチカラ、3:決断力」であると明確な回答をいただけただけでなく、「過去は変えることはできない。でも若い皆さんの力で、未来と社会は必ず変えられる。私はそう信じている。」という熱いメッセージをいただきました。

 このようにKBSでは、卒業生や起業家以外にも各界の著名人による講演会が開催されています。このような機会が持てるのは、KBSへのご理解と温かなご支援を寄せてくださる方々のサポートや、教授陣や卒業生が築き上げてきたKBSの歴史と伝統の賜物であると理解しています。

 私達学生にとっては、未来に向かって努力し続ける志を、改めて強く抱くことのできた機会となりました。

修士2年生(M35) 松本佳織

修士2年生(M35) 横手弘宣

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