2013.10.28

学生活動報告:丸橋裕史君(M35)プロデュース商品「グッドデザイン賞」受賞

KBSでは、学生同士のコラボレーションによる起業や、事業における協働企画なども実現しています。今日はその一例として、修士2年生(M35)の同級生同士がコラボレーションした実例をご紹介します。

金澤忠宙君(M35)の実家は、江戸時代から続く大阪の老舗味噌屋「米忠味噌本舗」であり、同社が展開するギフト品のデザイン開発に、丸橋裕史君(M35)が携わりました。その結果、同商品のデザインが、「グッドデザイン賞2013」を受賞しました。

 →グッドデザイン賞のページ 

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■デザイン実現までの経緯は:
KBSの同級生から相談を受けたことをきっかけにこのプロジェクトを立ち上げました。 日本には優れた食文化やそれを支える職人が数多くいる一方、商品デザインという意味では極めて同質的な見え方が蔓延し、コモディティ化していることを危惧していました。また、優れたデザインによる差別化の構築やリブランディングに興味関心を抱く中で、日本の食品は、リブランディング成功の前提条件である"品質の保証"がありながら、それを十分に訴求し伝えることができていないなど、デザインが貢献できる余地が十分あると判断しました。プロジェクトを進める中では、実際に店舗のある大阪まで出向き、打合せとヒアリングを重ねながら実現に到りました。

■デザインを具現化する際のコンセプトは:
コンセプトは "味噌を楽しむ" です。具材(南瓜、玉葱、秋葵、榎、若布)の色や形を色彩豊かに表現し、立体であることを活かしたデザインにすることで、選ぶ楽しみを提供したいと考えました。

■やってみてよかったことは:
KBSで学んだ視点やアプローチを、実践としてデザインに盛り込むことができたことです。私自身が、かねてからテーマとしていた、"デザインと経営をつなぐ"ことを、1つ形にすることができました。デザインは審美性やスタイリングに注目されがちです。しかし今回の経験を通して、デザインに貢献できることが多岐にわたることを実感しました。訴求力のあるデザインとは、企業の目指す姿や理念といった考え方を理解し、競合や顧客の姿を捉えた上で進める必要があります。この点においてもMBAで学んだことは、制作中の様々な局面で拠り所となりました。

■今後はどのような活動につなげていくか:
KBSで学んだことや経験を活かして、デザインを軸にしながら企業や自治体に対し、積極的にアウトプットを提案していきたいと考えています。その時には、海外も視野に入れて活動の場を広げていくつもりです。

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このように、KBSではケースメソッドを中心とした「学びの場」に加えて、学生同士のコラボレーションによる「実践の機会」が溢れています。他にも、協同経営者として起業した学生が多数在籍しており、学生間でお互いを刺激し合い、成長できる環境と言えます。

修士2年生(M35)

丸橋裕史

※展示会:10月30日から11月4日まで
       於:東京ミッドタウン

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グッドデザイン賞を受賞した即席みそ汁           商品プロデュースをした丸橋裕史君(M35)

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