2014.02.04

学生活動報告:永田和樹君(M35)と酒井紀行君(M35)がベビーフォトスタジオを起業

 KBSでは在学生同士による起業も活発に行われています。
 今回は、修士2年(M35)の永田和樹君と酒井紀行君が起業した事例をご紹介します。尚、同事業は「日経MJ(日経流通新聞_2013年12月6日号)」に掲載されました。

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■ビジネスのコンセプトは:
 低価格(ロープライス)、短時間(スピード)、データ販売のみのサービス(シンプル)、接客販売無し(ストレスフリー)、好立地(コンビニエンス)の5つの価値を提供する「手軽さ」を売りにしたプリントシール感覚のベビー向けフォトスタジオ「CELEBABY STUDIO」を運営しています。

■ビジネスを始めたきっかけは(酒井君):
 私たちは、フォトスタジオ業界で常識とされていることにとても強い疑念を抱いていました。従来の子供向けフォトスタジオにおける撮影の平均費用は約4万円と高価であるうえに、料金体系が複雑かつ不明瞭な傾向にあります。また、撮影時間が約3時間もかかってしまい、フォトスタジオでの写真撮影は身近な存在とは言えない状況です。
 私たちは、成長の早いお子様の幼少期は「365日が記念日」だと考えています。お母様方に一生に一度しかない最高の瞬間をもっと大切にし、記録していただきたいという想いから、「プリントシール感覚」のベビーフォトスタジオを作りました。

■KBS在学中に起業してよかったことは(永田君):
 「素晴らしい人的ネットワークがあること」の一言に尽きます。
 そもそも私がKBSに入学した目的は「人的ネットワーク」の構築でした。入学前から、自分で何かオリジナルのサービスを立ち上げたいという考えはありましたので、一緒に挑戦できるビジネスパートナーが欲しいと考えていました。ビジネスを立ち上げるにあたり、そのスタートアップの段階から唯一価値あるものがあるとしたら、それは「人的資源」だと思います。しかしながら、当時の自分にはその資源を確保するためのネットワークがありませんでした。
起業家の社交会などに飛び込んで人脈を広げようとしても、その短時間の交流のみで意気投合するということは稀です。だからこそ私はKBSへ入学し、学業だけでなく人的ネットワークを拡げようと考えました。KBSという場を「志の高い仲間と時間・苦楽を共有する場」と考えれば、退職することも悩みませんでした。実際に入学してみて思うことは、KBSには本当に優秀で刺激的な人材が揃っているということです。
 パートナーとの出会いだけでなく、それ以外の同級生も様々なバックグランドをもった経験者が揃っていて、色々な点でサポートをしてもらうことができます。「ビジネススクールという場をどう活用するか」自分の考え方が定まっていれば、KBSは必ず価値をもたらしてくれると思います。

■学校の授業の中で役立ったことは(酒井君):
 1年生の基礎科目を通して学んだことは、「理論に基づいた仮説構築と検証」を徹底して実践することです。特に事業モデルを考え出したあと、環境に応じて戦略を軌道修正する上で、とても役に立ちました。
新規に事業を立ち上げる場合、特にキャッシュフローを確保することが重要となります。そのためには、失敗を繰り返しながらもPDCAサイクルをできるだけ早く回していくことが鍵になってきます。KBSの1年目は膨大な数のケースを勉強していくのですが、たくさんのグループディスカッションやクラスディスカッションを経験したことで、「理論」→「仮説構築」→「実践」→「修正」という創発戦略の思考を自然と身につけることができたと思います。
 また、2年生から始まるゼミナール・修士論文では、担当教授の指導を通して自分が考えていることの「前提の妥当性」を問われ続けます。ゼミ活動の中で、何度も論理破綻することを経験しました。このようなケースメソッド教育やや研究室での経験すべてが役立ったと思います。

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 このように、KBSではケースメソッドを中心とした「学びの場」に加えて、学生同士のコラボレーションによる「実践の機会」が溢れています。他にも、共同経営者として起業した学生が多数在籍しており、学生間でお互いを刺激し合い、成長できる文化が根付いています。

修士2年生(M35)
永田 和樹、酒井 紀行

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                    左から3人目=永田君、左から4人目=酒井君

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