2014.04.28

学生活動報告:村上敏也君(D21/M32)が第1回データビジネス創造コンテストにおいて審査委員特別賞を受賞しました

 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:塚本良江、以下 NTTコム オンライン)と慶應義塾大学SFC研究所データビジネス創造・ラボ(所在地:神奈川県藤沢市、代表:森川富昭、古谷知之)が共同で主催する「第1回データビジネス創造コンテスト ~ソーシャルデータ分析 supported by NTTコム オンライン~」において、博士課程の村上敏也君(D21/M32)が【審査員特別賞】を受賞しました。

 発表タイトルは「ソーシャルメディア解析による地域ブランド構築と地域活性化のためのマネジメント・サービスの実現」です。ツイート情報の新たな活用を具体的な観光ビジネスの場と結び付けて提案されており、今後の有益性が期待できるという評価を得ています。

「第1回 データビジネス創造コンテスト」受賞作品発表(慶應義塾大学SFC研究所 データビジネス創造・ラボ)
http://dmc-lab.sfc.keio.ac.jp/prize/

[ニュースリリース] NTTコム オンラインとデータビジネス創造・ラボ、「第1回データビジネス創造コンテスト」受賞者決定
http://www.nttcoms.com/page.jsp?id=2544

日時:
平成26年4月19日(土) 本戦
平成26年4月23日(水) 授賞式
場所:
慶應義塾大学三田キャンパス (本戦会場)
日経ホール(Big Data Conference 2014) (授賞式会場)

大会詳細:
http://dmc-lab.sfc.keio.ac.jp/event/

 以下、受賞者の村上敏也君からのコメントです。
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 ビッグデータのビジネス活用が注目される中、データサイエンスやビッグデータをテーマとした人財の育成や分析技術の応用について社会的な関心が高まっています。こうした現状において、今回コンテストに参加した経験から、2つのことを学びました。

 1つ目は、高校生や学部生を含む若い参加者の熱心な取り組みやプレゼンに触れて、データを分析するというチャレンジそのものが、志の高い人財の関心を大きく集め自発的な行動を引き出すインセンティブになりつつあるということです。実際、高校生チームを引率されていた先生の中には「私は一切具体的な指導をしなかったが、学生たちが放課後の時間も含めてすべて自主的に取り組んだ」という方もいらっしゃいました。しかも、こうしたインセンティブはデータ分析やITツールに関する知識や経験の多寡とは関係がないようです。たとえば、非常に魅力的なプレゼンをされた高校生チームが「自分たちはパソコンやデータ分析が得意ではない」とコメントしていたのはまさに印象的でした。このことは、私の発表テーマである観光資源・地域活性化での取り組みにおいても実感しています。岡山県でのツイッター分析例をもとに発表しましたが、実は、コンテストの前に、分析の結果を実際に岡山県の観光関係者の方々に発表させて頂く機会がありました。観光や地域活性化は、すでに多くの方々が取り組まれているテーマではありますが、そこに今回のようなデータ分析の要素が加わることで格段に現場の皆さんの議論が活発になり、次の具体的なアクションに対する期待が高まるように感じています。

 2つ目は、ビジネスにおけるビッグデータあるいはデータサイエンスの活用という観点から、KBSで経営学を学ぶ者として今こそ社会に発信できるメッセージも多いのではないかということです。データ分析の手法やデータの活用方法を競うコンテストも増えつつある中で、今回のようにビジネス創造あるいはデータやデータ分析そのものを具体的なビジネスにいかに活用するかという観点を募る機会も増えてくるのではないでしょうか。データ分析は、その含意がビジネスなどの具体的な行動に活用されてはじめて価値をもつものと思われます。KBSにおいて学ぶ分析フレームワークや諸概念を活用し、どうしたらデータ分析およびその含意が経営上の意思決定にいかされるのか、どのような領域、モデルであればデータ分析がビジネス上の競合優位性につながるのかなど、データ分析の技法から組織経営の視点に引き戻した具体的な提案が社会的に不足しているように感じました。いかに高度な分析をするか?だけではなく、その分析が本当にビジネスにおいて有効なのか?を問いながら、具体的なビジネスとしての解決策を提案していけるという点において、KBSは社会的にも大切なポジションにいるのではないかと感じています。

 まだ正式なアナウンスはないようですが、授賞式会場での主催者側の発表によれば、今夏以降には早くも第2回目のコンテスト開催が企画されているとのこと。次回の企業スポンサーであるアクセンチュアからは、データ分析のテーマとして、Googleグラスのようなセンサー・データの提供が検討されているようです。是非、KBSのみなさんの積極的な参加とご活躍を期待しています。もちろん、私もみなさんのお役に立てることがあれば是非ご協力させて頂きますので、お気軽にお声かけください。

博士課程(D21/M32)
村上 敏也

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