【2017.3.20開催】グローバル・ビジネス・フォーラムによる日本のグランド・デザイン策定を行う融合型実践教育 Grand Design by Japan 2016年度,フォーラム(5)
慶應義塾大学大学院経営管理研究科
グローバル・ビジネス・フォーラムによる
日本のグランド・デザイン策定を行う融合型実践教育
Grand Design by Japan
2016年度,フォーラム(5)
東日本大震災-危機管理連続フォーラム(18)
2017年3月20日(月曜日,祝日)13:00-17:30
『これからの防災と危機管理-東日本大震災6年の課題』
フォーラムの目的
本プログラムでは東日本大震災以降2011年3月から2014年まで連続フォーラムを17回重ねました。これによって研究者,専門家,社会人の個別の課題設定の方向性の枠組みを提供することを目的としました。震災後6年を経過して,その枠組みを再点検し,震災研究,防災体制について,検討する連続フォーラムを実施します。
そのはじめのフォーラムでは,講師は長坂俊成(立教大学教授),欅田尚樹(国立保健医療科学院生活環境研究部長)のお二人をお招きします。長坂講師には東日本大震災,熊本震災を経た今後の防災体制の在り方について,防災体制の最先端の講演をお願いします。欅田尚樹先生は,放射線医学と産業医療研究の国の中枢の立場から講演をお願いします。
併せて姉川知史(慶應義塾大学,本プログラム実施責任者)が,過去6年の震災研究を踏まえた課題設定を行い,全員による討議を行います。
Part I: 13:00-14:10
長坂俊成講師(立教大学社会学部教授)
「3.11 東日本大震災の学ばれなかった教訓-常総市水害や熊本地震のリスクガバナンス」
メッセージ「日本の防災体制における防災研究者,政策担当者の人的ネットワークはときに「防災村」と呼ばれるほど緊密な人間関係を特徴とする。ところがこれが閉鎖的に機能して,東日本大震災の教訓を適切に学習することに失敗したことが,常総市水害や熊本地震におけるリスクガバナンスの問題を招いたことを,被災地で,講師が独自に実現した多様なアイデアや事業の事例とともに議論する。
Part II. 14:20-15:30
欅田尚樹(国立保健医療科学院生活環境研究部長)
「福島原子力発電所事故の放射性物質汚染-飲食品の安全規制と労働者の被曝管理」
メッセージ: 震災による東京電力福島第一発電所事故後の飲食品の規制とその後の実態について議論する。また,これまであまり触れられてきていない,労働者の被曝管理・健康管理
などについて,話題を提供する。
Part III 15:45-16:30
姉川知史(慶應義塾大学大学院経営管理研究科)
「東日本大震災6年の研究課題」
PartIV 16:30-17:30 全員討議
講師略歴
長坂 俊成 Toshinari NAGASAKA
筑波大学大学院経営政策科学研究科 法学修士
慶應義塾大学院政策・メディア研究科助教授,防災科学技術研究所 主任研究員等を経て
2013年4月から立教大学 社会学部 メディア社会学科 教授
欅田 尚樹 Naoki KUNUGITA
国立保健医療科学院 生活環境研究部長
専門分野 放射線衛生学、たばこ対策、シックハウス、産業医学
1991 医学博士(産業医科大学)
1985 産業医科大学 医学部 医学科
2009年 - 現在 国立保健医療科学院 部長
2007年 - 2009年 産業医科大学・准教授
1997年 - 2007年 産業医科大学・助教授
姉川 知史 Tomofumi Anegawa
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 教授
1991 Yale大学経済学博士
医療経済学
グランド・デザイン・ジャパンプログラム実施責任者
場所 慶應義塾大学日吉,協生館 5F エグゼクティブセミナールーム
地図:http://www.keio.ac.jp/ja/access/hiyoshi.html
実施主体 慶應義塾大学大学院経営管理研究科「ビジネス・教育研究開発室」ならびに「グランド・デザイン策定の融合型教育プログラム」keio.grand.design@gmail.com
企画・監修 姉川知史 慶應義塾大学大学院経営管理研究科教授
参加料金 無料公開,事前申し込みをお願いします。
動画配信 動画配信も実施します。また,過去のフォーラムの動画配信は下記のとおりです。http://www.ustream.tv/channel/keio-grand-design(同時配信)
https://www.youtube.com/user/KeioGrandDesign(事後配信)
案内記録 https://sites.google.com/site/keiogranddesign/
申込方法
方法1 末尾の内容をkeio.grand.design@gmail.com あるいは045-562-3502 (Fax) にお送りください。同じものはhttp://anegawa.kbs.keio.ac.jp/Grand_Design_Project/
http://anegawa.kbs.keio.ac.jp/Grand_Design_Project/index.htmlからもダウンロードできます。
方法2 メールフォーム http://anegawa.kbs.keio.ac.jp/Grand_Design_Project/infoforum.html
方法3 下記に氏名その他を御登録いただければ今回の参加申し込みができ,さらに,今後の企画案内送付を差し上げます。
https://anegawa.kbs.keio.ac.jp/Grand_Design_Project/application/
今後のフォーラム企画
2017年7月-9月( 7月15-17日,22-23日,8月5-6日,9月17-18日,9月23-24日(追加予定)
『慶應義塾未来先導チェアシップ授業-Grand Design of Technological Innovations in Global Perspectives-Crisis, Sustainability and Health」連続講義
2017年度継続テーマ 『健康的加齢の広域学際研究と社会的実現方法』
*今後,取り上げたい企画,御助言などがあれば,担当者の姉川知史まで御連絡ください。
<本プログラムは,慶應義塾の半学半教の精神に基づいて,専門横断的,世代縦断的な少人数融合型の社会人教育により,日本発の世界のグランド・デザインの策定,実現をめざし,将来世代の教育を実施中です。学生,社会人,その他の多様な背景の方々のご参加をお待ちします。事前登録申請をお願いします。>
<報告>2月12日(日曜日)慶應義塾大学大学院経営管理研究科において「対立と暴走の国際関係」のフォーラムを実施しました。第1部は,軍事政権からアウンサン・スーチー政権への移行により,今後の経済成長が期待され,日本企業の進出が相次ぐミャンマーにおける,少数民族Rohinngyaに対する迫害について,その研究の第一人者の村主道美学習院大学教授に基調講演をお願いしました。第2部は,トランプ大統領をもたらしたアメリカ合衆国社会の分裂の背景,それがもたらす決定的な国際関係の変化を,この分野の最先端のアナリストである伊藤貫先生に基調講演をお願いしました。衝撃的内容の2つの講演を基礎に,第3部では会場参加者と時間を延長して討論を行いました。我々の暫定的な結論は国際政治は日本のメディアで報道され,我々が想定している姿からはほど遠く,これから危険で,不確実な世界が30年間にわたり,我々を待っているというものでした。
これらの内容はUstreameで同時配信,Youtubeで事後配信を行っています。一部でもご参考いただければ幸いです。
アドレス
The World with the Rohingya, https://www.youtube.com/watch?v=_p2Eh3IUB-4
The World with President Trum, https://www.youtube.com/watch?v=Y_oD0ZWfWz4
Discussion https://www.youtube.com/watch?v=eu6nk0s4ltM