2018.04.11

2017年度「生産システム設計論」開催報告

 2018年1月18日~3月22日の約2ヶ月間、セキスイハイム工業株式会社(以下、ハイム)の東京事業所において、「生産ラインの改善提案を行う」というフィールドワークを行いました。

本授業は、実際の工場での実習活動を通じて、自ら課題を設定・明確化し、それに基づいてデータを集めて分析し、問題点や改善案を考え出す「問題解決」プロセスを、フィールドワークにより学習するという授業です。

ハイムでの実習は8年目となります。毎年、先生方とハイムの担当者の方が、事前に打ち合わせを行い大枠の課題を設定します。それを基に、学生が中心となり仮説設定からデータ取り・データ分析を行い、改善提案や新たな問題提起を、社長をはじめとしたハイムの方々に行うというものです。

本年度は、初のメインラインでの実習となり「多品種少量生産ラインの効率的な生産順序を導出する」という、非常に難易度が高く複雑な課題が与えられました。暗中模索での実習となりましたが、先生方の的確で熱意のこもったご指導、ハイムの方々の全面的なご支援とご協力、受講生の真剣で献身的なチームワークにより、無事ハイムの方々に喜んでいただけるような、改善提案や問題提起を行うことが出来たと感じています。

最終報告会では、ハイムの方々との質疑応答が非常に活発に行われ「客観的な視点が得られ大変刺激になった」「あと何割改善できると思うか、是非率直な意見を聞かせて欲しい」「改善した姿をまた見に来て欲しい」等、成果が感じられるご意見を数多く頂くことが出来ました。

本実習は教室でのケース授業とは異なり、問題は何か、その原因は何かを現場でデータをとりながら考えていきます。そこには、不確実且つ不確定な要素が数多くあり、戸惑うことやもどかしいことが存在するのも事実です。しかし、そのプロセスはまさに現実の経営や業務そのものであり、「現場現物で経営問題に迫る学びの機会」といえます。KBSの授業の中で最も実務に近い授業なのではないかと感じました。

最後になりましたが、本授業は受け入れて下さる企業なくしては、決して成り立ちません。ご協力いただきましたセキスイハイム工業株式会社東京事業所様に心より感謝申し上げます。

M39 太田 玄

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