2018.09.06

2018年度 村上裕太郎ゼミ合宿報告

2018年7月4日(水)~6日(金)、村上裕太郎准教授とゼミ生5人の計6人で、北海道帯広市合宿を行いました。

まず初日は、北海道十勝郡浦幌町にある浦幌乳業㈱に訪問いたしました。浦幌乳業は1953年に森永乳業㈱十勝工場として操業開始し、その後第三セクターとして森永乳業㈱十勝工場事業を継承したのち森永乳業が全株式を取得、完全子会社として製品を納入しています。浦幌乳業では北海道産の生乳を使用し、ロングライフの牛乳類の他、業務用製品や森永乳業グループ内の他工場向け原料製品を主に製造しています。

今回の訪問では、工場見学と酪農勉強会を開催いただきました。食品工場の中に入るという経験がほとんどなく、特に製造工程の中に入ることは非常に貴重な経験でした。製造棟に入るまでの工程では安全・安心・衛生といった面で、手洗いの時間管理や防塵・防挨対策の粘着ローラー、エアシャワーなど、製造棟に「持ち込まない」対策がされており、日々の積み重ねが重要であると改めて感じました。

 酪農研修においても酪農家の抱える課題、そして国の政策や補助金と兼ね合い、規模の経済が効きにくい酪農特有の事情など、一から丁寧に説明いただき、とても勉強になりました。森永乳業もいずれは乳製品をメインに扱わない企業に代わっていく可能性もあるのでは、といった意見もある一方、企業が思い切って酪農を始める、という可能性もあり、様々な意見が飛び交うディスカッションとなりました。

工場到着前には、浦幌町の案内もしていただきました。町を一望できる高台や浦幌町の公民館に立ち寄っていただき、町の歴史なども見ることができました。

この場をお借りして、お忙しいなかご対応いただいた浦幌乳業田中常務、森永乳業酪農部尾木マネージャーをはじめ、多くの時間をとっていただいた社長、工場長、製造部長皆様方、本当にありがとうございました。

 

2日目~最終日にかけては、北海道広尾郡大樹町にある(株)メムアースホテルに訪問し、施設内にある宿泊棟に宿泊いたしました。昨年末に設立した同ホテルは、KBS・M40野村昌広さんが代表取締役を務めています。オープンは今秋を予定しており、現在は開業準備中です。そこで今回は、同ホテルの持つ強みや特徴、今後の方針について議論しました。

メムアースホテルは、「自然」と「建築」に意識を持つ20~40代をターゲットとし、「地球に泊まり、風土から学ぶ」ことをコンセプトとしています。5万6000坪のかつて競走馬のトレーニングセンターとして使われていた広大な敷地の中に、世界的建築家・隈研吾氏が監修した“実験住宅“が点在しています。この実験住宅は、(旧)公益財団法人LIXIL住生活財団が主体となり、2011年の東日本大震災以降、「環境にやさしい家づくり」を目的として始まったプロジェクトです。かつては厩舎だった建物のハード面を生かしてリノベーションされたホースレジデンスや、東京ドームに使われた素材と同じものを使い、低電力で高い発光性を持つ実験住宅など、サステナブルかつアイデアに満ち溢れた建物に宿泊することができます。

これら実験住宅をパワーコンテンツとして営業を行う同ホテルですが、近隣ホテルや旅館とは大きく異なる点が1つあります。それは、冬季(11~3月)の間も営業を行うことです。北海道の、特に帯広周辺の宿泊施設は、雪が降りしきる冬季の間、電気・水道・光熱費も跳ね上がるのを避けて休業するケースがほとんどです。しかしながら昨今、建築に興味を持った学生や社会人が大幅に増加しています。さらに冬の北海道は、夏以上にアクティビティも豊富なことからインバウンドも急上昇していることから、本来稼働率が下がる冬季においても今後は一定の顧客が見込めると判断して、通年営業という目標を立てています。

今後の方針として、一般客のほかにも、企業や大学の福利厚生施設や社員旅行など、BtoBのセールスにも力を入れ、繁忙期に比べて稼働率が下がる閑散期をカバーする様々なプラン展開も検討しています。KBSの学生の皆様にも、ぜひ一度は足を運んでいただきたいです。

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