2019.08.01

2019年度「A.T.Kearney 実践コンサルティングプロジェクト」開催報告

 本授業は、グローバル戦略コンサルティングファームであるA.T.Kearneyの現役コンサルタント及びそのOBの方々を講師として迎え、戦略コンサルティングの基礎スキルについて座学で学びながら、それと並行して、実際のコンサルティングプロジェクトに近い形で、各チームに割り振られた特定企業に対する経営課題の抽出及び戦略提案を模擬的に実践するというものである。

 本年度のプロジェクトの対象は、来年にオリンピックを控える今、都市の在り方を再考するという意味も含め、三井不動産、住友不動産、オープンハウスといった不動産関連企業であった。

 各回の講義では、クリティカルシンキング、事業環境分析、シナリオプランニング、カスタマーインサイトといった基礎スキルをご指導頂いたが、単なる知識としてそれらを学ぶだけではなく、進行中のプロジェクトに当てはめることで、都度、知識を実践することができた。また、各チームには講師の方々がそれぞれ専属のトレーナーとして就いてくださり、プロジェクトを進める上で、授業外でも個別に相談することができるという非常に贅沢な機会も頂戴したため、継続的に、我々の考え・意見・悩みをコンサルタントの方に直接ぶつけ、都度、それに対するフィードバックを頂けることで、コンサルタントの方々の実際の肌感覚・嗅覚といったものの一端にも触れさせて頂いた。我々はMBA教育の中で、つい”ロジック”というものを絶対視しがちであるが、コンサルティングの実際の現場では、ロジックは当然の前提としつつも、如何にクライアントを“ときめかせるか”という点が非常に重要であるということを示して頂いたことも、新鮮かつ貴重な学びであった。

 本授業の最後には、A.T.Kearneyの新社屋にご招待頂き、本授業の集大成として、多数の現役コンサルタントの方々の前で、プロジェクトの発表を行う機会を頂いた。当該発表に向けて、我々のチームを含む全チームが寝る間を惜しみ、相応の準備をしてきたつもりではあったが、それでも各チームの発表に対しては、コンサルタントの方々から次々と鋭く的確なコメント・ご指摘を頂戴し(それでもだいぶ手加減を頂いたのであろうが…)、力の差を実感させられることで、最後の最後まで刺激的な学びとなった。

 前述のように、本授業では座学とグループプロジェクトが並行して行われたが、このようなハイブリットな方式で学ぶことで、座学及びグループワークをそれぞれ単独で行う場合に比べて、非常に効果的かつ実践的にコンサルティングの基礎を学ぶことができた。単なる“知識”ではなく“経験”として学びを得ることで、忘れられない授業となったように感じる。

 最後に、このような大変貴重な経験をさせて頂いたA.T.Kearneyの皆様及びそのOBの講師の皆様に厚く御礼申し上げます。    

修士課程2年(M41)中村 謙太

修士課程2年(M41)船生 柊伍

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