2020.06.25

2019年度「デジタルテクノロジーと経営」開催報告

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MBAプログラム2019年度2学期科目「デジタルテクノロジーと経営」開催報告

 企業の様々なシーンにおいて、デジタルテクノロジーをどのようにビジネスに活かすかがますます重要になってきています。当授業では、デジタルテクノロジーの概要説明および活用事例紹介を通じて、知識を網羅的に習得するとともに、経営者としてデジタルテクノロジーをどのように活かすかの勘所を身につけることを目的としています。
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 第1回目の「デジタルテクノロジーと経営」の授業では、「世界の経営者を知る」「IBM Researchによる未来予測」「Xテック動向」の3つのテーマを扱いました。70ヶ国5,000名の経営者は、業界が統合又は融合していくことが自社に影響を与え、自社に最も影響を与えるものがテクノロジーと考えていることが紹介されました。
 IBM Researchによる未来予測では、AIを活用した素材や原材料のマッチング事例、量子コンピュータの研究動向についてレクチャーがありました。特に量子コンピュータは現在のスーパーコンピュータでは数万年かかる計算をわずか数分で完成させる等、今後の人類の生活に大きく影響を与えると期待されています。
 最後のXテック動向では、プラットフォーマーが既存の産業構造や競争原理をどう再定義していくのかについて、様々な業界の事例を見ながら理解を深めていきました。
いずれのレクチャーもテクノロジーと企業経営は切り離せないことを示し、テクノロジーを活用した企業が今後の競争を生き抜いていけるのだと感じました。
(M42 江星建太)

 第2回目の授業では、次の経済成長を支える重要なコンセプトと思われるAI、アナリティクスとブロックチェーンを取り上げました。この3つの言葉はよくマスメディアに取り上げられるので、我々にとって非常に馴染みがある言葉と言えます。しかし、実際にはなかなかうまく説明できない人は少なからずいます。
この3つのコンセプトの本質を受講生全員が理解出るように、講師が一から丁寧に説明してくれました。加えて、受講生の大半がITの素人ということを考慮した上で本講義は分かりづらい専門言葉をなるべく使用せずに行っていただきました。説明内容は、AI、アナリティクスとブロックチェーンの良い面とIBM社の運用事例のみならず、現時点での課題、制限及び注意事項も含まれます。従って、履修者AI、アナリティクスとブロックチェーンを全面的に理解できました。テクノロジーと経営で学習できた内容とビジネスチャンスは卒業後ITベンチャーの立ち上げに繋がるので、起業を目指している方にとって非常に役に立つと考えます。
(M42 蔡尚甫)

 第3回目はデザインシンキング(以降、DT)をテーマとして、IBMよりDTの専門家の方々をお招きし、講義及びワークショップを通じて学びました。
 IBMでは、2013年からデザインに力を入れ、「Good Design is good business」の考えのもと、卓越した顧客体験を創造するための鍵としてデザインを位置づけ、DTをカルチャーとして浸透するために毎年相当の投資を行っているそうです。講師からは、DTは魔法の道具ではなく、参加者が目に見える形で議論してアイディアを出し、解決策を決定していくため思考法のひとつという説明があり、その客観的な姿勢に好感が持てました。
 ワークショップでは、DTの一連のステップ、「理解」「探索」「プロトタイプ」「評価」を体験しました。重要なポイントは、ユーザー視点から考えること、話すよりもポストイットに文字や絵を書くこと、アイディアを沢山出すことなど基本ルールの説明がありました。特にユーザーの感情を理解するためのペルソナの設定等やプロトタイプの設定は、手法としても確立していて学びがありました。実践してみると、文字を書くのがおろそかになったり、他の人のアイディアに否定的になったりと難しくも感じましたが、DTの一連の流れを体験することで、問題解決場面においてDTを試してみようと思える体験を得ることができたと思います。
(M42 乾靖志)

 最終日は、企業の方をお招きして講演をしていただく機会がありました。IBMより政府のテクノロジー活用の動向について最初にお話があり、IT関係の法整備の様子や政府の提唱するテクノロジー活用のコンセプトについて説明がありました。
 次にワークデイ様よりグローバル企業でのHRテック活用の動向や市場の成長について、ビズリーチ様より現在展開中のHRテックのサービス立ち上げや今後の構想について、LinkedIn様より労働市場におけるLinkedIn等のプロダクトを通してセルフブランディングを行なっていくことの重要性や、企業側がそれらを活用し採用活動を行う流れが加速していること、パーソルキャリア様からはテクノロジーを用いて労働や雇用の課題解決に取り組む組織を新たに立ち上げ、新技術から新しいサービスを生み出している話を聞かせていただきました。
 最終日ということで、これまで学んだことの総括として実社会でテクノロジーがどう活用されているか、またテクノロジーが私たちのビジネス環境をどう変えていっているのかを感じる機会になりました。
この授業を通じて、テクノロジーのビジネス活用や自身の今後のキャリアについて考える非常に有意義な時間になりました。
(M42 石川祥一朗)

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