特別講演 2010.04.17

第1回「Management Impact」が開催されました

4月17日(土)に第1回「Management Impact」が開催されました。今回は株式会社Kaien共同創業者・取締役の徐勝徹氏をゲストにお招きし、「投資は世界を変えられるか? 〜 Impact Investment市場の発展可能性」をテーマにディスカッションしました。

Management Impact」とは、KBSの学生有志が立ち上げたディスカッションセミナーを中心とした活動です。KBSの学生がビジネスや社会のリーダーとして、自らの「影響力をマネジメントする」ための判断軸を培うきっかけとなる議論の場を提供しています。当日は、まずゲストにご自身のキャリアヒストリーと問題意識の変遷をプレゼンテーションしていただき、ゲストが提供した仮説に対してKBSやSDMの学生が意見をぶつけました。ディスカッションの土壌を揃えるために、ノンプロフィットの価値や課題は全てビジネス言語で表現しました。その結果、「The power of humanity」の力とそれを活かすしくみとしてのImpact Investment、多様なニーズへの対応と効率性の追求、ソーシャル・インパクトの評価とプレイヤーの淘汰メカニズム、コスト意識とインセンティブ設計など、幅広くバランスの取れた議論が展開されました。

徐勝徹氏プロフィール
1972年東京に生まれる。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、ミシガン大学公共政策大学院修士課程修了、およびノースウエスタン大学ケロッグ経営大学院経営学修士課程修了。ユネスコ(韓国)、国際赤十字(フィジー、ミャンマー)を経て外資系戦略コンサルファーム(東京、シカゴ)に勤務。昨夏からルワンダのMFIやウガンダのVCでの仕事など、アフリカに7ヵ月余滞在した後、この春帰国。シンガポールのImpact Investment Exchange Asiaに参画するなど、社会起業家や社会的企業が成長するために必要な資金が潤滑に流れる社会貢献投資の仕組みづくりに関心が深い。

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