河野 宏和KONO, Hirokazu

教授

モノやサービスを提供する生産・物流・オペレーション活動の、生産性や品質をいかに改善するかについて、フィールドワークを用いて実践的に研究を進めています。
特に、改善活動をどうマネジメントし、その成果をどうやって経営成果に結びつけて企業の体質を強化していくかに関心をもっています。生産管理や経済性工学の理論研究、人材育成施策、経営理念を融合させ、長期的な企業の発展に資する視点の体系化に努めています。

略歴

1980年慶應義塾大学工学部管理工学科卒業、1982年同大学大学院工学研究科修士課程修了、1987年博士課程単位取得退学、1991年工学博士（慶應義塾大学）取得。1987年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助手、1991年助教授、1998年より教授。2009年10月～2019年9月、慶應義塾大学大学院経営管理研究科委員長、慶應義塾大学ビジネス・スクール校長。EFMD（European Foundation for Management Development）Board Member（2016～）、AAPBS（Association of Asia-Pacific Business Schools）2012年度会長、公益社団法人日本経営工学会会長（2013～2017）。APIEMS（Asia Pacific Industrial Engineering and Management Society）会長（現任）、TPM優秀賞審査委員（現任）、IEレビュー誌編集委員長（現任）。

専攻分野

  • 生産政策
  • 生産マネジメント
  • 生産管理論
  • 生産性工学

担当授業

  • 生産政策
  • 経済性分析
  • 生産システム設計論
  • 日本における生産管理
  • 生産経営特論

主要著書・論文

  • 共編『IEパワーアップ選書 現場が人を育てる』（日刊工業新聞社, 2015）
  • 共編『IEパワーアップ選書 現場力を鍛える』（日刊工業新聞社, 2014）
  • 単著「継続的改善の意義を再考する (特集 改善活動における余裕のマネジメント)」（IEレビュー, 日本インダストリアル・エンジニアリング協会, 61(2), 6-11, 2020）
  • 共著 "Overview of The Program Content of Sustainable Kaizen Activities: A case study of company F" (Asia Pacific Industrial Engineering & Management Systems Conference 2019, 255-260, 2019)
  • 共著「改善活動の活性状態に関するフレームワークの提案」（経営情報学会誌,26(4), 241-271, 2018)
  • 共著「滞留量に着目した並列型フローシステムへの流動数分析の応用方法」（日本経営工学会論文誌, 68（3), 191-200, 2017）
  • 共著 "Profitability and Risk Analysis for Investment Alternatives on C-R Domain" (Industrial Engineering & Management Systems, 16(4), 647-655, 2017)
  • 共著 "Method and Procedure for Economic Evaluation of Improvement Activities" (Industrial Engineering and Management Systems,14(2), 122-128, 2015)
  • 単著 "Safer Zone Analysis for Multiple Investment Alternatives on the Total-cost Unit-cost Domain" (Industrial Engineering & Management Systems, 11(1), 11-17, 2012)
  • 共著「改善活動継続のためのマネジメント要因に関する一考察 : 文献事例研究を通じた活動継続要因群の特定」（経営情報学会誌, 21(1), 1-23, 2012）
  • 単著 "Economic Risk Analysis for Investment Alternatives Considering Yield and Capacity over Multiple Periods" (Journal of Japan Industrial Management Association, 60(6E), 331-341, 2010)
  • 共著 "Profit Sensitivity Analysis under Uncertainties for Cases of Production Capacity Surplus and Shortage"（日本経営工学会論文誌, 59(6), 464-476, 2009）
  • 共著 "Safety Analysis under Uncertainties for Investment Alternatives over Multiple Periods using the Total-Cost Unit-Cost Domain"（日本経営工学会論文誌, 58(6), 411-422, 2008）
  • 共著「顧客との「やりとり」に着目したサービスプロセス改善方法の提案」（日本経営工学会論文誌, 58(2), 157-165, 2007）
  • 共著「作業ステップの階層性に着目した間接事務作業の 分析および改善フレームワークの提案」（経営情報学会誌, 15(4) ,1-27 ,2007）
  • 単著「モノづくりの基盤強化の視点－基本変換の考えを用いた改善方法とその活用－」（組織科学, 40(4), 2007）
  • 共著「日本における国内生産活性化に向けての一考察」（IEレビュー, 43(5), 99-109, 2003）
  • 単著「実効ある生産革新に向けての視点 ― 変わる生産現場,変わらぬ原点」（慶應経営論集, 19(1), 67-77, 2001）
  • 共著「不確定情報を含む情報流に関する問題発見・分析方法」（経営情報学会論文誌, 9(4), 71-83, 2001）

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