ダブルディグリー・プログラムMBAプログラム
ダブルディグリー・プログラムは、KBSと提携校で1年間ずつ学び、2年間で両校の正規卒業生として計2つの学位が授与されるプログラムです(WHUとのプログラムは計2年半)。多くの科目が履習できるほか、語学力や異文化対応能力なども要求される、チャレンジングなプログラムです。
プログラムの特徴
最短2年間で2つの大学院から学位を取得
KBSと留学先で1年間ずつ学び、2年間(WHUとのプログラムは計2年半)で両校の正規修了生としてそれぞれの大学院から学位が授与されます。国際単位交換プログラムと比較して取得しなければならない科目数が多くなるほか、語学力や異文化対応能力なども要求される厳しいプログラムですが、修了後に海外での就職を視野に入れている方や、国際関係のキャリアを希望する方には、海外トップビジネススクールの学位も取得できることは非常に大きなアドバンテージとなるため、ぜひ挑戦していただきたいプログラムです。
長期の留学プログラム
ダブルディグリー・プログラムは1年間の留学期間となるため、より専門性を極めた履修計画を立てることができます。異文化にどっぷり浸かることで確かな国際感覚を身に付けることができます。
ダブルディグリー・プログラム 2年間の流れ
※1 WHUの場合、1年次の4月~2年次の7月まではKBSで履修し、2年次の9月~3年次の6月までをWHUで履修します。よってこのプログラムに参加する学生は、3年次の9月までKBSに在籍することになります。
1年次秋頃、MBA過程の希望者の中からダブルディグリー・プログラムへ派遣する候補者の選抜を行います。人物・成績ともにすぐれ、派遣先で英語で授業に参加できる者を選抜します。
※フランス語(ESSEC、HEC)、ドイツ語(WHU)は必須ではありませんが、ある程度使えるとより望ましいです。
応募資格
本研究科修士課程正規生で、入学次年度に第2学年生として在籍する者(国籍は問いません)
- 本研究科修士課程第1学年1学期と第2学期に履修した基礎科目7科目のすべてに合格し、その平均点が基準点以上であること
- TOEFL iBT100点以上、GMAT得点が600点以上であること
- 一定年数の実務経験を有すること
※応募資格は変更になることがあります。詳細は入学後に説明会があります。
※Executive MBAプログラムの学生はカリキュラムの都合上ダブルディグリー・プログラムに参加する事はできません。
留学先での履修内容
- 留学先の学校では専門科目を履修することになります。履修条件は留学先により異なります。
- 留学前に「研究計画書(Study Plan)」(英語)、全課程修了時点で「成果報告書」(英語)を提出し、それぞれ審査に合格する必要があります。「研究計画書」には、留学先で履修したい科目のリストおよび、どのような戦略や一貫性をもたせて科目選択をしていきたいか、ご自身のキャリア計画との関連などについて記載します。「成果報告書」には、履修した科目名だけでなく、課外活動を含めた広義の学問的成果、キャリア形成、異文化理解などの面において、どのような成果が得られたかについて具体的に記載します。
- KBSでのゼミナールには所属せず、KBSでの修士論文は課されません。
費用
留学先での登録料と授業料は免除されますが、渡航費、生活費、教科書代等その他の留学諸経費は個人負担となります。また留学先により別途自己負担分が発生することがあります。
提携校
ESSEC Business School
ESSEC Business School(ESSEC)はフランスのグランゼコールの名門校の1つで、1907年設立のビジネススクールは100年の歴史を誇り、そのプログラムは高い評価を受けています。KBSとは、2003年から単位交換留学制度を実施しており、2009年度からはダブルディグリー・プログラムがスタートしました。
1年次の4月~3月はKBSで履修し、基礎科目8科目すべてに合格し、そのほかに4科目以上の専門科目または総合演習科目に合格することが必須となります。
2年次の4月~3月はESSECで履修し、12科目以上の単位を取得することが必須となります。
KBSの学位授与は3月、ESSECは6月となります。
HEC Paris
HEC Paris(HEC)は、1881年に設立されたビジネススクールで、マネジメント教育、研究に特化したフランスを代表する高等専門教育機関(グランゼコール)です。世界95カ国から集まった学生が広大なキャンパスで学んでいます。KBSとHECは、1989年から単位交換留学制度を実施しており、2012年度からはダブルディグリー・プログラムがスタートしました。
1年次の4月~3月はKBSで履修し、基礎科目8科目すべてに合格し、そのほかに4科目以上の専門科目または総合演習科目に合格することが必須となります。
2年次はHECで、HEC MBAの要件を満たすように履修および単位取得をすることが求められます。
KBSの学位授与は3月、HECは6月となります。
WHU - Otto Beisheim School of Management
WHU - Otto Beisheim School of Management (WHU) はドイツ経済界からの寄付をもとに創立された私立のビジネススクールで、小規模ながら優秀な卒業生と充実したカリキュラムに定評があります。多くのランキング調査で、ドイツ国内だけでなく世界でもトップレベルのビジネススクールとの評価を得ています。KBSとは、1990年から単位交換留学制度を実施しており、2010年度からはダブルディグリー・プログラムがスタートしました。
※このプログラムに参加する学生は、3年次の9月までKBSに在籍することになります。
1年次の4月~2年次の7月はKBSで履修し、基礎科目8科目すべてに合格し、そのほかに4科目以上の専門科目または総合演習科目に合格することが必須となります。
2年次の9月~3年次の6月はWHUで履修します。2年次9月~3月に、12科目以上の単位を取得し、International Management Module in AmericaおよびInternational Management Module in China & Indiaを履修します。そして、3年次の4~6月に修士論文を作成します。
International Management Module in Americaは2週間で、Kellogg Graduate School of Management, Northwestern Universityにて行ないます。International Management Module in China & Indiaは1カ月で、China Europe International Business School(上海)およびIndian Institute of Management Bangaloreにて行ないます。これらのModulesは必修で、そのために授業料とは別に約1万ユーロの自己負担が必要となります。KBSの学生は、International Management Module in AmericaをEuropean Management Projectに変更することも可能です。
WHUにおける修士論文は、企業等におけるインターン(3年次の5~6月)を含むproject-related、またはインターンのないresearch-orientedのいずれかを選択します。いずれも2年次の3月までにプロポーザルを提出し、3月に指導教員とインターン先が確定します。
学位授与は、KBS、WHUともに3年次の9月となります。