第100回経営幹部セミナー 開催報告

第100回の経営幹部セミナーは名古屋東急ホテルの格式ある落ち着いた雰囲気で開催され、講義が展開されました。
内田和成教授
手嶋龍一教授
今回の使用ケースは、「大和ハウス工業株式会社」、「巨大資源メジャーBHP Billiton」など、新たな視点・概念を提供し、発想が転換されるような内容から、なじみはあるが、実際にはあまり知られていない「日本の年金」制度に至るまで、バランスの取れたプログラムで進行しました。また、「HOYAとペンタックス」のケースでは、事例を使用した買収シミュレーションの形式でディスカッションが活発に行われ、受講生から「特に熱が入ったディスカッションができた」との高い評価を頂きました。
また、ケースメソッドの他、今回は特別講師として、早稲田大学ビジネススクールの内田和成教授、また、慶應義塾大学 大学院 システムデザイン・マネジメント研究科の手嶋龍一教授をお招きし、ご講演頂きました。
内田教授の『異業種競争戦略―先行き不透明な時代の新たな競争戦略―』では、"異業種格闘技"で生き残るためのカギについて具体的な事例を挙げて講義が展開されました。
また、手嶋教授の『インテリジェンスの本質とは何か~ビジネスを勝ち抜くために~』では、「インテリジェンス」,「インフォメーション」という2つの言葉がもつ意味の違いから、真の「インテリジェンス」の姿、ビジネスにおける情報の精選の重要性が説明されていました。

セミナー概要
開催日時 | 2010年9月6日(月)~9月18日(土) |
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会 場 | 名古屋東急ホテル |
日 程 | 第100回経営幹部セミナー 日程表 |
受講者の声
- 日によって若干予習量に差があって(ケース資料の量)、これが逆に良かったように思います。全体として非常に勉強になり、しんどい思いをしましたが、有難かったです。(医療・45歳)
- 大変充実した時間を持てました。自分で考え、他の人の意見や考えを聞き、ケースメソッドの方式で得る物が多く有った。(化学品製造販売・56歳)
- テーマ・トピックは興味深いものばかりで、日経新聞とテーマがリンクしていて、驚きでした。(輸送用機器・42歳)
- 多種多様でおもしろい。異業種の会社の方との接点が多かったのが一番よかった。(商社・41歳)
- 体系的なカリキュラム(前回で得た知識を次回で活用できる)になっており、たいへんよかった。(商社・36歳)
- 素晴らしい運営で、ストレス無く集中して受講することができました。(コンサルティング・45歳)
慶應義塾大学ビジネス・スクール 50年の歴史
1962年に創立されたわが国では始めての本格的なビジネス・スクール、それが慶應義塾大学ビジネス・スクールです。福澤諭吉の「実学」の精神を礎に、経営専門家教育の実践と普及を行ってきました。これからも、グローバルな経営教育コミュニティの一員として、ケースメソッド等の教育方法を進化させ、経営教育機関の新たな姿を常に切り開いてまいります。