第102回経営幹部セミナー 開催報告

第102回経営幹部セミナーは、京都東急ホテルの、趣深く落ち着いた環境の中で開催されました。土地柄もあり、予習の合間に散歩やジョギングで気分転換をする受講生の方々の姿をたびたび見ることができました。

今回も、経営幹部セミナーの特徴である、基礎8科目(組織マネジメント、マーケティング、財務管理、総合経営など)をバランスよく盛り込んだプログラムで進行しました。例えば、太田康広教授の会計管理では、「財務諸表の図を作成し比較分析する手法については、大変勉強になりました。」「図に示すことの分かりやすさ、比較しやすさをあらためて実感できた。」と、多くの受講生の方々より、大変高い評価をいただきました。

また、今回は招聘講師として、明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授であり、慶應義塾大学名誉教授でもある青井倫一教授、衆議院議員の北神圭朗氏、慶應義塾大学大学院経営管理研究科元教授である許斐義信教授、ビジネス・ブレークスルー大学教授である張秋華(ちょう・しゅうか、Jenny Chang)教授を迎えました。

 東日本大震災を受け、許斐元教授は、「日本企業の国際競争力と強化へ」と題し、多くの資料をもとに震災および原子力発電所に関する議論を展開しました。日本の将来を考える、深く切り込んだ議論は、大きな反響を呼びました。

2週間という短い期間ではありましたが、受講生の方々は、全員で親密なまとまりを作っていました。このようにして築かれた人脈の輪は、職場に戻られてからはもちろん、今後の人生においても貴重な財産となるでしょう。


青井倫一教授

北神圭朗氏

許斐義信元教授

張秋華教授

セミナー概要

開催日時 2011年5月30日(月)~6月11日(土)
会  場 京都東急ホテル
日  程 第102回経営幹部セミナー 日程表

受講者の声

  • 充実したプログラムでした。(水産・農林業 48歳)
  • グループ討議の議論が有意義であった。(輸送用機器 52歳)
  • 結論をさがすのではなく、考え方を学び気付く研修は良いと思った。(サービス業 45歳)
  • 普段、目の前に流れている事象を、立止って考える良い時間を頂きました。(情報・通信業 45歳)
  • 全ての講座で学ぶものがありました。(食料品 38歳)
  • 先生方みなさん個性的で楽しかったです。(情報・通信業 46歳)
  • 多角的な視野が養われた。(医薬品 47歳)

慶應義塾大学ビジネス・スクール 50年の歴史

1962年に創立されたわが国では始めての本格的なビジネス・スクール、それが慶應義塾大学ビジネス・スクールです。福澤諭吉の「実学」の精神を礎に、経営専門家教育の実践と普及を行ってきました。これからも、グローバルな経営教育コミュニティの一員として、ケースメソッド等の教育方法を進化させ、経営教育機関の新たな姿を常に切り開いてまいります。

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