第106回経営幹部セミナー 開催報告

第106回経営幹部セミナーはまだ残暑の残る名古屋にて9月3日(月)~15日(土)の期間、KBSの3カ月セミナーであるMDPのオリエンテーション合宿〔7日(金)迄〕と合同開催されました。
クラスディスカッションでは本セミナー主管である村上裕太郎准教授の「吉野家とゼンショー2012年」「日本企業の決算報告2012〈a〉」、副主管の井上哲浩教授による「片岡物産株式会社(A)」「日本クリニクラウン協会‐『こども時間』を届ける」「大和ハウス工業株式会社」をはじめ、総勢12名による教員から18タイトルのケースを学んでいただきました。二回の講演会では、日本経済新聞社編集委員・後藤康浩氏の「アジアの成長と日本の製造業の進路」にて、世界経済の中心が大西洋から太平洋そしてアジアへと移っているという大局観の下、'産業の三日月地帯'プロダクション・モール''中国経済のステージ転換''アジアナイゼーション'等のキーワードを中心に斬新な切り口でお話しいただきました。株式会社キャステム代表取締役社長・戸田拓夫氏は講演タイトルの「世界一紙ヒコーキ」追求というテーマそのものの面白さもさることながら、ご講演の随所で戸田氏のモノづくりに対する情熱、既成の枠にとらわれない経営手法、さらに自由な発想を持つ人材育成のあり方を鮮烈に示していただきました。講演の最後によく飛ぶ紙飛行機の作り方を実演指導いただけたことは、特筆すべき体験でした。
最終日前夜の終講パーティーでは、受講生自ら「12人のイケてる男たち」と銘打った催しを企画、村上准教授へは「話のキレがよく聞きやすい、ナットク」「簿記の勉強はつまらなかったけど、先生の切り口であれば面白いことを発見」、井上教授へは「マーケティングについて勉強不足な面が多かったので勉強になりました」「(大和ハウスのケースを学んでから)CMを見るようになりました!」等々、今回クラスディスカッションを担当したKBS教員12名全員に対し感謝のコメントを頂戴しました。
セミナー概要
開催日時 | 2012年9月3日(月)~ 9月15日(土) |
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会 場 | 名古屋東急ホテル |
日程表 | 第106回経営幹部セミナー 日程表 |
受講者の声
- 所属する企業文化や立場によってクラス内の意見に差異が大きく、その分気づきが多かった。
- 現在の職務とは全く違う領域で議論し、講義を聴く事ができた。
- "経営とはこれか!"といった印象を受けた。
- 責任者としての行動について考え、改めて議論ができた。
- これまでの実務経験での反省点や、疑問点へのヒントが得られた。
- いま向き合っている状況に近い話だった。
- 即、実用的!
- 普段縁の無い会計の知識がついた。
- 教え方がスピーディーでGood。
- ケース自体の面白さ、先生の講義の上手さ。
- タフで密度が高い。
- 2週間会社を離れて学習することは良い体験でした。