第108回経営幹部セミナー 開催報告
第108回経営幹部セミナーは、まだ残暑の残る名古屋にて9月9日(月)~21日(土)に開催されました。
クラスディスカッションでは、本セミナー主管である磯辺 剛彦 教授の「太陽食品工業株式会社」をはじめ、総勢13名による教員から18タイトルのケースを学んでいただきました。また、期間中は2回の講演があり、それぞれ「今どきの勝ってる会社、負けてる会社」(磯辺 剛彦 教授)、「経営の大局を鳥瞰する」(山根 節 教授)というテーマで行われ、好評を博しました。
期間中、食事やコーヒーブレイクなどの時間などを利用して、受講者同士、また教員との交流を深められているご参加者が多数おられました。KBSのケースメソッドでは、1ケースにつき3時間程度の予習が必要となり、1日に2ケースおこなう経営幹部セミナーにおいては、6時間近い予習が毎日必要になります。そんな厳しいスケジュールの中、ケースからだけではなく、人との交流を通して学ぼうとされる、真剣な受講者の皆様の姿が印象的でした。
セミナー概要
開催日時 | 2013年9月9日(月)~9月21日(土)〔12泊13日〕 |
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会 場 | 名古屋東急ホテル |
日程表 | 第108回経営幹部セミナー 日程表 |
受講者の声
セミナー全般
- 会社での勤務経験があり、実務的な話が豊富な教授の講義に引きこまれた。
- 基本的なビジネスのフレームワークを再確認できた。
- 学習環境がよく、勉強に集中することができた。また、体操やコーヒーブレイクが良い息抜きになった。
印象に残ったケース
- シアリス-No.1ブランドへの挑戦- (マーケティング)
後発者がいかにしてNo.1ブランドに挑んでいったのか...。マーケットへの新規参入時のブランド戦略が大変勉強になった。
授業内容そのものからの学びも多かったが、クラスディスカッションにおいて、教授が受講者の発言を引き出す方法が秀逸だと感じた。 - 東京電力 福島第1原発事故と賠償スキーム (会計管理)
タイムリーで興味深いトピックであった。また、財務諸表の特徴を図でつかむというスキルを習得できた。
苦手意識のあった分野だったが、講義後は、財務諸表の見方と解析方法に自信を持てるようになった。