第109回経営幹部セミナー 開催報告

2013年11月4日から11月16日まで、風光明媚な静岡県南伊豆、海を望む丘の上に建つ下田東急ホテルにて、第109回経営幹部セミナーは開催されました。

本セミナー主管の高橋大志教授によるオリエンテーション"富士フイルムホールディングス"からケースメソッド授業はスタートしました。受講者の皆様は、2日目から10グループに分かれ各チームでディスカッションを行なった後、2会場で講師陣とのクラスディスカッションに臨みます。午前・午後で期間中、計19回のクラスディスカッションと2回の講演が繰り返され、夜には翌日分の予習もあり、受講者の皆様にとってはハードな毎日だったと思います。「温泉と食事の満足度が高いので頑張ることができた」との声も聞かれました。

授業内容についてはアンケート結果から、中村洋教授による"ヤマト運輸株式会社 法人発市場"では「環境変化に対する、ビジネスモデル・組織・ITの戦略の例が参考になった」、太田康広教授の"総合電機メーカー3社比較"では「財務・会計の観点からの企業評価の着眼点が、非常に参考になった」「財務諸表を読む"面白さ"を知ることができた」等、多数の高評が寄せられました。

講演は、ビジネス・ブレークスルー大学大学院教授/本校特別招聘教授の張秋華教授による"中国のシャドーバンク"と、KBSの山根節教授による"経営の大局を鳥瞰する"が行なわれ、どちらも専門知識を活かした興味深い話で、好評を博しました。

今回も2週間で受講者同士は厚い友好関係を築かれ、既に再会の日程を決めている方もいらっしゃいました。本セミナーで築かれたご人脈が、受講者の皆様の今後の飛躍のきっかけになることを願って止みません。皆様、本当にありがとうございました。

セミナー概要

開催日時 2013年11月4日(月)~11月16日(土)
会  場 下田東急ホテル
日程表 第109回経営幹部セミナー 日程表

受講者の声

  • 2週間という期間は、新たな"仲間"をつくり、何か自信を持って持ち帰れるものを身につけるには、必要な日数だと思いました。
  • 食事、温泉、景色など、勉強以外の環境も、完璧でした。
  • 私の場合は財務・会計ですが、各人の苦手分野をグループの仲間が補ってくださり、セミナーが終わるころには苦手意識が克服されていたように思います。

印象に残ったケース

  • 「12人の怒れる男」高木晴夫教授
    会議というものがどのように進んでいくのかを、改めて客観的に見ることができ、有意義でした。会議を有益なものにするためにはどうすればいいか、考えさせられました。
  • 「オプティカル・ディストーション会社」余田拓郎教授
    事業計画を立てる際の勉強になりました。
    計数シミュレーションから意思決定を行なう具体的なイメージが掴めました。
  • 「キリン・サントリーの経営統合」齋藤卓爾准教授
    財務の見方から会社の評価、交渉の裏側、総合的に面白かったです。
    経営統合の難しさを改めて感じることができました。

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