第110回経営幹部セミナー 開催報告

鳥の目と虫の目 ― 立体的視点にもとづくマネジメント

2014年9月3日から13日まで、名古屋市中心部栄にある名古屋東急ホテルにて、第110回経営幹部セミナーを開催しました。

受講者の皆さんは個人学習の後、8つのグループに分かれてディスカッションを行い、クラス討議に臨みました。期間中毎日午前午後2つのケースをこなし、さらに2度の講演会が催されました。繁華街の立地にもかかわらず、期間中、深夜までの予習とハードなグループ・クラスのディスカッションが続き、ほとんど外出の余裕がなく、「これほど集中して勉強するのは人生最初で最後」という声も、いつもながら数多く聞かれました。

授業ケースの中でも、「株式会社大塚家具」(坂下玄哲准教授)、「ある電機メーカーの課長からの相談」(渡辺直登教授)、「八甲田山雪中行軍」(大林厚臣教授)、「フマキラー・インドネシア」(岡田正大教授)などは、ビジネスの新動向や身近に起きている題材の深い分析、あるいは現場における大局観を持った判断の重要性など、どれもユニークな視点にもとづくもので、ご好評をいただきました。

また、写真家渡部さとる氏による「現代アートって何だ?:複製可能な写真に4億円の値段が付く時代」、名古屋大学医学部岡崎研太郎氏による「管理職として知っておくべき生活習慣病」の2つの講演は、組織で人の上に立つ経営者・管理職に求められている教養と知識という視点からの企画で、これも大変ご好評をいただきました。

第110回経営幹部セミナー 主管 大藪 毅 専任講師

セミナー概要

開催日時 2014年9月3日(水)~9月13日(土)
会  場 名古屋東急ホテル
日程表 第110回経営幹部セミナー 日程表

受講者の声

  • マグネットリング(マーケティング)
    マーケティングの基礎理解はもちろんのこと、講師のファシリテーションが秀逸と感じた。
  • 信越化学工業(総合経営)
    トップの重要性を再認識した。具体的には、トップのリーダーシップが強い場合のメリット・デメリットを考えさせられた。
  • 東京電力 福島第1原発事故と賠償スキーム(会計)
    法律などの外部要因が厳しい中で、企業活動の存続意義とその手法について考えをめぐらせることができた。
  • 八甲田山雪中行軍(情報・意思決定)
    極限状態における意思決定の重さを理解できた。臨場感があった。

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