『日本型マーケティングの革新』 1999.7
池尾恭一著 有斐閣


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日本型マーケティングの革新

はしがき

第T部 日本型マーケティングの背景と特質

第1章 20世紀型豊かさの起源
1. 豊かさの意味
2. 豊かな社会以前
3. 豊かな社会への助走路
4. 20世紀型豊かな社会の誕生

第2章 日本における消費社会
1. 戦前の消費社会
2. 戦後大衆消費社会の形成
3. モーレツからビューティフルへ

第3章 戦後消費社会の特徴
1. わが国消費者の基本特性
2. わが国消費者の行動特性

第4章 日本型マーケティングの展開
1. 流通系列化の背景
2. 流通系列化の進行
3. 流通系列化の有効性
4. 企業名ブランド・同質的マーケティング・連続的新製品投入
5. 強みとしての連続的新製品投入
6. 日本型マーケティングの特質

第U部 消費社会の進展と日本型マーケティング

第5章 消費の成熟化
1. 成長から成熟へ
2. 需要の質的変化
3. 踊らない消費者

第6章 消費者の多様化と製品ライン戦略
1. 消費論争と製品種類の多様化
2. 製品種類削減への動き
3. 製品種類多様化とバリュー・フォー・マネー
4. 製品ライン戦略の論理

第7章 消費社会の進展と流通チャネルのシフト
1. プッシュ戦略とプル戦略
2. 消費者にとってのプッシュの価値
3. 買い物行動の変化と流通チャネル・シフト
4. 日本型マーケティングの展開過程

第V部 消費者行動とマーケティングの動態

第8章 消費者の行動類型とマーケティング
1. 購買関与度
2. 製品判断力
3. 消費者行動の類型化
4. 店舗選択と小売業態
5. 変化する消費者像

第9章 消費社会の変容とブランド戦略
1. ブランドの役割
2. 消費者の行動類型とブランド
3. 消費社会の変容とブランドのあり方
4. ブランドと市場の適合

第10章 製品戦略と価格戦略
1. 同質的マーケティングと連続的新製品投入の限界
2. 価格破壊と価格戦略
3. 価格戦略の分析枠組み
4. コストダウンの方策
5. 消費社会の変容と製品・価格戦略
6. マーケティング革新の方向

第W部 流通チャネル変革とオープン型マーケティング

第11章 系列化流通チャネルの限界
1. 消費者の変化と小売業態
2. 流通チャネル選択の性格
3. 系列化流通チャネルの限界

第12章 流通チャネルのオープン化
1. 流通チャネルの類型
2. クローズ・ネットワークとオープン・ネットワーク
3. オープン化の2側面

第13章 オープン型マーケティング
1. パートナー専属度とオープン化
2. パートナー専属度とパートナーシップ
3. 専属度のオープン化と製品戦略
4. 組み替え自由度とオープン化

第14章 製販関係の再構成
1. 製販同盟の展開
2. 製販分離の考え方
3. 流通変革への展望:耐久消費財小売流通
4. 加工食品・日用雑貨品における卸売物流の進展
5. 流通変革への展望:加工食品・日用雑貨品の卸売取引流通
6. 消費者の囲い込みと品揃えのオープン化
7. オープン型マーケティングと戦略的メリハリ

あとがき


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