学生や受講者が、ケース※を事前に読み込んだうえ、各人の分析結果あるいは意思決定の内容やその理由を教員のリードの下で発表し、議論する授業形式。
※ケース:実際の企業や組織が直面した経営課題を記述した教材
特定の学習目標を達成するために、意図的に構成された教材を用いて、学習者同士の討議を繰り返すことで実践力を身につける教育手法。ケースは教育の素材ではあるが、一般的な教材とは異なり、記述されているのは「事実(現実通りとは限らない)」であり、学ぶべき事項(知識や理論など)は与えられず、それらは学習者自身が考えて作り出していかなければならない。学習者自身が主体的に学ぶ学習方法。
論文などの研究の成果物で、執筆者の分析や解釈が書かれた教材の内容について学ぶこと。記述されているのは「事実(現実に起きたこと)」であるが、そのケースから学ぶべき事項を特定し、理解を助けるための解説資料などを用意し、学習者は「教えてもらう」という受け身の姿勢で学習する。
中村洋教授によるケース「グローバル経済の動向と経営環境:2021 -新型コロナ感染収束に向けて高まる不確実性への備えと対応-」を題材にケースメソッドで考える際のポイント等を掲載しています。
新型コロナショック後の対応をケースメソッドで考える