分析的会計研究(会計の数理モデル分析)を専門としている。
主な研究テーマは、コーポレート・ガバナンスとディスクロージャー、企業価値評価(バリュエーション)である。
コーポレート・ガバナンスについては、主として、戦略的監査論の分野を研究している。
戦略的監査論は、単一個人意思決定理論ではなく、ゲーム理論の枠組みで会計監査を分析する分野である。
特定の法律上の規定や監査基準を変更すると、企業の経営者や監査人の行動にどのような影響が生じるのかが主な関心対象である。
企業価値評価の分野では、残余利益についての線形情報動学や、利益や自己資本、
アクルーアルの動的特性を仮定し、それにもとづいた企業価値評価モデルの構築に関心がある。