2020年01月24日

パネルディスカッション
「データサイエンティストの実務と求められるスキル」
(林高樹ゼミOB会主催) 開催報告

2019年12月14日(土)、今年度の林高樹ゼミOB会の企画として、「データサイエンティストの実務と求められるスキル」と題したパネルディスカッションが協生館階段教室4にて開催されました。以下にその内容をご紹介します。

 パネルディスカッションは、林(高)ゼミ関係者以外にも公開され、KBS現役生に加え、他ゼミ出身のKBS卒業生、他研究科(SDM)の学生等を合わせて、(パネラー・司会を含めて) 合計22名が参加しました。パネラーは、データ分析業界で活躍されている林(高)ゼミOBの中から、株式会社レトリバのCOOの億田正貴様(M35)、株式会社ブレインパッドのチーフデータサイエンティストの兵藤誠様(M36)、株式会社インテージのシニアデータサイエンティストの中田裕哉様(M37)にご登壇いただきました。また、モデレーターは、今年度1学期に非常勤講師として専門科目「データサイエンス」を担当した高木宏明様(M37)にお務めいただきました。高木様の司会のもと、パネラーの方々にデータサイエンティスト業界の現場の生のお話をして頂きました。後半は、参加者の皆さんからの質問にパネラーの方々が答える形で、ディスカッションが進行しました。普段教室内でケース教材を使って行っている考察とは異なり、現場でご活躍のデータサイエンティストのモチベーションや、AIを実務に運用したい企業が抱えている課題等、いま世の中で注目を集めるテーマに関するお話を拝聴でき、聴講者として、大変貴重な経験をさせて頂いたと感じております。

 パネルディスカッションの中で、盛り上がったテーマの一つに、データ分析者としての業務上の工夫、特に、クライアント企業への対応「あるある」がありました。パネラーの方々から、業界最前線の立場からの赤裸々な本音を交えながら、各職場で実践されている取り組みの内容を具体的にご紹介いただき、大変勉強になりました。また、MBAホルダーがデータ分析者として働く場合の求められる役割等についてのお話も、大変印象に残りました。ITエンジニアリング系のバックグラウンドを持つ一般的なデータ分析者と比較した強み、とりわけKBS在学中に学んだ知識や経験が非常に役立っているとのお話しいただき、今後のキャリアを考える上で大変参考になりました。

 この場を借りて、このような学びの多い機会を頂いたOBの皆様、年末の忙しい中パネルディスカッションにご参加いただいた皆様等、ご協力いただいたすべての皆様に深く御礼を申し上げます。

修士課程2年(M41) 友野崚啓・呉歌

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