2020年12月28日

委員長杯2020 開催報告

本年で6回目を迎えるビジネスプランコンテスト、委員長杯が12月13日(日)に慶應義塾大学日吉キャンパス協生館で『FRESHEN UP 日本を元気づけるビジネスソリューション』をテーマに開催されました。当日はKBS生だけではなく、SDM(システムデザイン・マネジメント研究科)、健康マネジメント研究科の学生や一部学外からの参加者も加えた全9チームによるプレゼンテーションが行われました。本年は観覧をオンライン中継に限定し、のべ約90名の方が観覧されました。審査員には当研究科の余田教授(委員長)、清水教授、岩本特任教授に加え、ブレイクポイント株式会社代表取締役 若山様、KBS同窓会会長 前田様と第一線で活躍する方々をお迎えし、鋭い視点で多くのコメントを頂戴いたしました。

審査員の皆様=(前列左から)ブレイクポイント株式会社代表取締役若山様、岩本特任教授、 余田教授(委員長)、(後列左から)KBS同窓会会長前田様、清水教授

委員長杯は社会に存在する課題を発見し、各チームのグループ員の多様な視点を活かし、様々なビジネスソリューションを提案するビジネスプランコンテストです。各チームがインタビューや企業訪問だけではなく、実際にプロダクトの作成を行うなど、ビジネスとして実現性の高い取り組みを行いました。ケースメソッドの講義から得られた「経営環境が変化していく中で、新たな経営課題を発見し、それに対する解決・マネジメント方法を考え抜く」学びがより実践的な形となり、多様なプランがゼロから構築され、新たな価値が創出されていたと感じます。

さらに今回のコンテストでは大賞、イノベーション賞、KBS同窓会賞、オーディエンス賞の4つの賞が授与されました。オーディエンス賞は、オンラインエンディングノートサービス「omamori」を提案したチーム「あなたのイキザマomamoriします」が受賞。KBS同窓会賞は、オンライン英語コーチングサービス「ENGLEAD」を提案したチーム「ENGLEAD」が受賞。委員長賞はリノベータ育成・マッチングサービス「リノベヤローゼ」を提案したチーム「ZUNDA」が受賞。大賞は、故人やその家族、そして社会にも低負荷な供養サービス「Hand in Hand」を提案したチーム「日吉runner's」が受賞しました。

オーディエンス賞受賞チーム「あなたのイキザマomamoriします」
大賞受賞チーム「日吉runner's」
委員長賞受賞チーム「ZUNDA」
KBS同窓会賞受賞チーム「 ENGLEAD / イングリード」

出場者からは「KBS生だけでなくSDM生のメンバーとのプランニングプロセスを通じて、自分たちと異なる視点に触れることができた」、「審査員からの鋭いご講評から、自分達のプランの質を向上させる貴重な機会となった」、「日々のケース分析では体験できない、ゼロからビジネスを創出することの難しさ、面白さを感じることができた」などの声が挙がっています。

来年度はより多くの他研究科の学生や学外の方と協同し、多面的な視点を活かしながら、プロダクトの作成を含めたより実現性の高いプランを目指し、KBSを起点としたさらなる学びの場の構築、そして新しいビジネスの芽が育つ機会にしていきたいと考えております。最後に実行委員のメンバーを代表して、運営の進行に携わってくださった全ての関係者の方々に心より御礼申し上げます。

委員長杯実行委員担当 土居岳洋

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