2023年12月22日

【MBA】KBSケースメソッド体験会開催報告

 2023年12月10日(日)、慶應義塾大学日吉キャンパス協生館にて「KBSケースメソッド体験会」を開催しました(主催:KBS MBA交流会担当)。
 
  ケースメソッドとは、受講者がケース教材を事前に読み込み、各人の考えを教員のリードの下で発表し議論する授業形式を指します。本体験会は、年1回程度開催しており、KBSの"名物"であるケースメソッドを他のビジネススクールの学生の方々に体験していただいております。

 今回は、KBSの学生に加え、一橋、早稲田、青山学院、グロービス、明治、筑波の各ビジネススクールより約45名もの方々に参加いただきました。会計分野の村上裕太郎准教授にリードを担当していただき、ケース教材は「東宝VSネットフリックス」を扱いました。東宝もネットフリックスも、共に私たちにとっては身近な存在であるという点で共通しますが、決算書の中身を見ると全くの"別物"なのです。その理由はなぜか、体験会を通じて深堀りしました。

 ケース体験会では、まず、村上裕太郎准教授に会計の基礎知識について全体講義いただいた後、6名ほどのグループに分かれグループディスカッション、最後にクラスディスカッションを行いました。クラスディスカッションでは、各学生の個性あふれる発言が溢れ、大盛り上がりとなりました。

 参加者からは、以下のようなコメントをいただきました。

「参加前は会計のケースが初めてで、不安に思っていた。しかし、実際に参加してみると、講義・グループディスカッションを経て、自分の意見を深めた上でクラスディスカッションに取り組めたので、非常に学びが深まった。他校の方々と意見交換が出来たのも新鮮だった」(一橋大学ビジネススクール昼間学生)

「他のビジネススクールでは、ケースの個人ワーク→グループディスカッション→クラスディスカッションという流れを確立した授業はあまり無い印象。グループディスカッションを通して"個"の考えをぶつけた上でクラス討議に臨むプロセスは、思考の癖や偏りに気づかせてくれると実感した」(早稲田大学ビジネススクール夜間学生)

「様々なビジネススクール生とディスカッションをすることができ、とても良い学びとなった。特に、各ビジネススクールでケースに対して検討する切り口が異なっていたことが面白かった」(青山学院大学ビジネススクール夜間学生)

 また、KBSの在学生からは、「他校の学生とケースディスカッションをすることは新鮮だった。同じケース教材でも切り取り方が全く違うからである。また、グループディスカッションや懇親会を通じて、交流を深めることができたのも私にとっては、大きな財産となった」との声をいただきました。
 
 終了後には、協生館1階にあるHUBにて懇親会を行い、各ビジネススクールの情報交換等を行いました。

 次回も、多くのビジネススクールの学生の方々に参加していただき、KBSのケースメソッドについて触れていただく機会となればと思います。また、KBSの在学生にとっても本体験会を通じて、他のビジネススクールの学生とのネットワーキングに繋がればと考えております。最後になりますが、ご参加いただきました皆様、体験会を素晴らしいリードで進めていただきました村上裕太郎准教授に心より御礼申し上げます。

KBS M46
(修士1年)王露曦、工藤涼平、コッチャナンジラパン、山本興陽

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