笹沼 泰助 氏 笹沼 泰助 氏

集中的に勉強した経験がまさに私の基礎になっています


笹沼 泰助 | アドバンテッジパートナーズ 代表パートナー
慶應義塾大学法学部1977年卒業。積水化学を経て、1986年に慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了。
ベイン・アンド・カンパニーに在籍後、ハーバード大学ジョンエフケネディ政治行政大学院 1989年修了。
モニターカンパニーを経て、1992年アドバンテッジパートナーズ設立。

自分の人生で何を為すべきかを常に考え抜く性格で、30歳の誕生日に実業家になろうと決めました。積水化学時代に人事を担当し、KBSに派遣された先輩方が大変成長して戻ってこられるのを目の当たりにしていたこともあり、実業家に必要な素養が効率的に身につくだろうとKBSへ入学しました。当時は、それまでの生涯で一番勉強していたと思います。会計・財務に触れたのも初めてで、何もかもが新鮮でした。ケース討議はどれだけ準備するかによって学べる幅が全然違うので、集中的に勉強した経験がまさに私の基礎になっています。ゼミの恩師には、創業の際に貴重な助言と支援を頂きましたが、そもそも先生の助言なくしては留学もコンサル経験も成し得なかったでしょう。KBSでは、限られた2年間をどう優先順位を付けながら過ごすかが鍵です。組織もマーケティングも全て最終的には財務的指標に落とし込んで経営判断をすることを考えると、定量的分析力は基礎の武器として持っておくと良いと思います。また、米国のMBAプログラムと比べて、修士論文の存在はKBSの大きな魅力です。アカデミックな思考の基礎をしっかり身につけ、大量の論文や本を読みこなして自分の専門分野だと胸を張って言えるようになると、人生がものすごく豊かになります。

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