加藤 利基 氏

ソフトとハード、両者を使いこなす唯一無二の建築家を目指して


加藤 利基 | 2021年芝浦工業大学建築学科卒業。大学で4年間建築について学んだあと、2021年新卒で経営管理研究科入学

入学理由を教えてください

学部時代はデザインの研究室に所属し、家具から都市まで様々な空間について調査、設計をしてきました。将来、建築家として「まちづくり」をしていきたいと考える中で、「カタチ」をつくれるだけで良いのかという疑問が自分の中に生まれました。まちの「施策」を創る人と、「カタチ」を創る人の両者の視点を融合すればもっと理想のまちづくりを実現することができると考え、自身に不足していた「施策」をつくるマネジメントの知識や視点を習得するため、KBSに入学しました。


入学して感じるKBSの魅力

「対話の豊さ」です。KBSではケーススタディを通して、8〜9名程度のグループディスカッションと、50人規模のクラスディスカッションが行われます。2つの異なるディスカッションは一つのケースに関して多様な視点を与えてくれます。講義を聞くだけ、プレゼンテーションで自分の意見を話すだけではありません。KBSのディスカッションはインプットとアウトプットが連続して行われます。「なぜこの結果に至ったのか?」「どうしてこのように考えるのか?」という問いと議論を重ねることで真の課題、そして提案を導き出していきます。KBSでは職業、年齢、性別、バックグラウンドが異なる塾生たちが対等な立場でお互いの意見を共有し、対話ができる貴重な機会に溢れています。

加藤 利基

卒業後の展望を教えてください

卒業後は、日本各地の地方創生に携わり、活気あふれる持続可能な「まちづくり」に携わりたいと考えています。「まちづくり」においては、一つ一つの問題に対して行政・企業・市民が手を取り合い、課題解決に向けた取り組みや、新たな提案をし続ける必要があります。
多様なバックグラウンドを持つ塾生たちが様々なケーススタディを通して問題発見・解決策を導くKBSの講義と「まちづくり」に、私はどこか近しいものを感じ、「KBSはまちの縮図なのではないか」と考えることもあります。将来は、マネジメントの「ソフト」と、ものづくりの「ハード」の両方の視点を併せ持つからこそ実現できる、理想の「まちづくり」を実現したいです。

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