角井 宏行 氏

2年間で経営と英語を身に付け
大手外資戦略コンサルティングファームへ


角井 宏行 | 2017年、M40期としてKBSに入学
KBS2年次には清水勝彦ゼミに所属し、国際単位交換プログラムでハワイ大学へ留学
KBS修了後、外資大手戦略コンサルティングファームへ入社

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MBA取得を考え始めたきっかけや動機は何でしょうか?

新卒からリクルートで7年ほど営業をしていました。皆さんのイメージ通り、若手にチャンスを与えてくれる素晴らしい会社でしたが、「大きな組織を経営したい」という自分の理想に対して、経営知識の欠如を常々感じていました。恥ずかしい話ですが、リクルートでは売上だけ追っていればよかったので、当時は「売上」と「利益」の違いも分かっていませんでした(笑)。ですが、徐々に成績も残せるようになり、瞬きしたら半年過ぎてしまうような日々を過ごしていた頃、本当にこれで良いのだろうか...と悩んでいました。そんなとき、書店で「MBA」という文字を見つけ、「ここは一つ知識を入れよう」と決心しました。インターネットで日本で一番のビジネススクールはどこか調べると慶應(KBS)だと出てきたので、母校(慶應義塾大学出身)ということもあり、志望校はKBS一本で進めていました。


KBSで学ぶ一番の魅力は何ですか?

志高く学ぶ仲間が周りにいることです。特に、ゼミの仲間と出会えたことは本当に幸運だったと感じます。私自身、退職しキャリアを止めてKBSに入学したいわゆる"片道切符"のMBA生だったんですが、ゼミで出会った2人の仲間も同じでした。キャリアについて悩んでいるからこそ飛び込んだKBSで、同じ境遇の仲間と切磋琢磨し高め合えたことが一番の魅力だと思います。先生も鋭い意見で学生と向き合ってくださって、濃い時間を過ごす事ができました。その2人のゼミ生は、1人は広告業界、1人はコンサルティング業界へ進みましたが、今でも近況を報告し合い、お互いに刺激を与えあう存在です。

また現職のコンサルティングファームでは、空を見て、曇っているという事実をもとに雨が降りそうだと解釈し、傘を持っていく行動に出るという一連の考え方を重視していますが(空雨傘理論)、多くのケーススタディやゼミでの議論で鍛えられたことですんなりフィットすることができました。コンサルタントとして、事実やデータを示すだけでは意味がないので、それらを踏まえた上でどうすべきだと考えているかを相手に伝えることでバリューを発揮できています。

角井 宏行 氏

KBSで印象的だった発見はありますか?

私はそもそも英語が苦手だったこともあり、母国語で学べるKBSに入学を決めました。
しかし、入学式で教授が拙い英語でスピーチをしている姿を見て私は感動したんです。というのも、拙くてもいいから時代に合わせて必死に英語で取り組んでいくんだ、トライする人はカッコいんだ、慶應はそういう精神でやっていくんだという説明のもとでのスピーチだったんです。 それを機にやっぱりこの2年間で英語学習に本気で取り組もうと決意しました。留学生の方や英語が堪能な同級生からも刺激をもらい、本格的に2年間で英語を身につける気持ちが固まりました。交換留学に必要なTOEFLの勉強も含めて英語学習を進めていき、2年生の2学期にはハワイ大学へ留学しました。このきっかけがなければ、外資系企業への転職は考えられませんでした。


出願を考えている方々へのメッセージ

恐れずに挑戦してほしいと思っています。 入学以前、私は「本当に自分はこのままでいいのか?」「理想の自分になるためには今のままでいいのだろうか?」と悩んだ末にKBSへの入学を決意しました。転職活動・就職活動についても、とにかく挑戦することが大事だと思います。実は私は今の会社への入社面接は卒業間際の3月だったんです。ぎりぎりまでいろいろ悩みながらも、いろいろな企業にトライしていました。KBSに来ていなければ、出来なかった挑戦だったと思います。周りの意見に振り回されすぎず、恐れずに挑戦すれば可能性は広がります。

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