王 曦寧 氏

自分自身を大きく成長させた2年間のチャレンジ


王 曦寧 | 2018年 慶應義塾大学大学院 経営管理研究科修了
在学中に日本ビジネススクール・ケース・コンペティション (略称:JBCC)優勝
日本アイ・ビー・エム株式会社を休職しKBSに入学。修了後、外資系IT企業を経て農林中央金庫に入庫。現在、一般社団法人 AgVenture Lab(アグベンチャーラボ)に出向中。

自分を充実させるためにMBAにチャレンジ

Q.MBA取得を考えたきっかけや動機を教えてください

 新卒でIBMに入社し、お客様担当営業や製品・ソリューション営業、クラウド事業の立ち上げに至るまで、様々な仕事を経験しました。しかしながら、今後の世の中の大きな流れとして、経営にとってデジタルテクノロジーの活用がますます重要になると思う一方で、それを踏まえた提案を行うには、もっと経営について学び、自分自身をより充実させるべきと感じておりました。そのため、自分への投資として、MBAで経営について学び自分を充実させる2年間を過ごしたいと思うようになりました。


KBSの恵まれた環境を活かすのは自分次第

Q.KBSで学ぶ理由・魅力を教えてください

 KBSのカリキュラムはケースメソッドを用いているため、アカデミックな理論に加えて、実例に即した学びを得ることができます。教授陣には学生からの質問に対して真摯に対応してくださり、大変感謝しております。学生は業界も経歴も様々で、その道の先生がたくさんいました。ビジネススクールで何を学ぶか、誰から何を引き出すのかは、自分次第だと思います。
 また、KBS同窓会や三田会などの繋がりがあり、修了後も相談できるコミュニティや支えてくれる環境があることも魅力のひとつです。

フレームワークそのものよりも「ものの考え方」をKBSで鍛えられた

Q.KBSでの学びは現在の仕事に活かされていますか

 現在はAgVenture Lab(アグベンチャーラボ)というJAグループで立ち上げた組織に勤めています。組織変革を支えるデジタル人材をどう育成するかの企画や運営を担当しています。経営からのメッセージ発信や、それを踏まえた職員のスキルアップやマインドチェンジの施策等について日々考えています。
 KBSで学んだ理論やフレームワークそのものというよりも、2年間のケースメソッド教育を通じて身に付いた「ものの考え方」が活かされていると感じています。「すぐ使えるものはすぐ廃れる」と言われますが、「ものの考え方」ははるかに応用が利き、長く使えるのではないでしょうか。


出願を考えている方々へのメッセージ

 自分自身にとって、今後の2年間をどう過ごしたいかが重要だと思います。私の場合は、今の仕事を続けるのか、あるいはKBSでの生活に使うのか、どちらが将来的により自分のなりたい姿に近づけそうかを考えた結果、KBSでの2年間を選びました。皆さんが、自分自身の中長期的なキャリアを考えていく上で、KBSという選択肢をどのように活かすか、その観点でぜひ考えていただければと思います。今がそのタイミングだと思うのであれば、チャレンジする価値はあると思います。

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