2022年11月22日

【MBA】「マクロ組織論」授業内講演報告:
みずほフィナンシャルグループ 秋田 夏実グループ執行役員 グループCPO

プロフィール:

みずほフィナンシャルグループ グループ執行役員 人事グループ副グループ長(グループChief People Officer) 兼 みずほ銀行 常務執行役員 人事グループ副グループ長(CPO) 兼 みずほ証券 常務執行役員 人事グループ副グループ長(CPO) 兼 みずほ信託銀行 常務執行役員 人事グループ副グループ長(CPO)。 アドビ株式会社のマーケティング担当副社長(VP)、マスターカード⽇本地区副社⻑、シティバンク銀⾏デジタルソリューション部⻑を歴任。東京⼤学経済学部卒業。ノースウェスタン⼤学ケロッグ経営⼤学院卒業(MBA)。やまなし大使。情報経営イノベーション専門職大学(iU)客員教授。ワインエキスパート。

2022年11月2日(火)、専門科目「マクロ組織論」の授業で、みずほフィナンシャルグループ 秋田 夏実グループ執行役員 グループCPOをゲストスピーカーとしてお招きしました。

秋田様はKBSのIP留学提携校であるノースウェスタン⼤学ケロッグ経営⼤学院(MBA)を卒業された後に金融業界やアドビのマーケティング担当副社長としてキャリアを積まれました。今年5月にはマーケターから人事へとキャリアチェンジをされており、その理由やご自身の今までのキャリアについてご講演いただきました。

マーケターの視点が人事に重要な理由として、近年の働き方の変化や個人の価値観の多様化によって、組織と個人の関係性が「囲い込み」から「選び選ばれる」関係性へと変化していることが挙げられます。変革期のなかで秋田様は「管理する人事」から「対話し寄り添い・支援する人事」への移行に取り組まれており、外資系や他業界での経験も活かしながら、会社全体を巻き込んで変革を推進している姿に感銘を受けました。

また、「成長のためのアプローチとしてコンフォートゾーンを飛び出して挑戦する」、「長期的目線で純粋に興味の湧くことを学ぶことで未来のどこかで点と点が線となる、それが新たな機会・成長へと繋がる」ということを、実例を交えながらお話いただきました。仕事だけでなくプライベートにおいても同様に挑戦を続けることで、公私の良い循環が起こるというアドバイスも印象的でした。

受講生からは「会社を辞められた方との継続的な関係性(アルムナイネットワーク)の構築をオフィシャルに行うことは、私の勤める建設会社でも取り入れるべき考え方であると感じた。」「自身のキャリア形成において、好奇心が赴くままに行動に移すことも成長につながるということを学んだ。」「一度得た学び・型を捨てることは苦しく感じることでもあり、思うように実行できていなかった。今回の講演で、変化を苦しみではなく楽しみとして捉える観点を改めて得て、行動の指針についてヒントをいただいた」などの声があり、各々強く刺激を受けたと感じております。

ご講演のまとめとして、「いくつになっても学び続ける」こと、「引き出しを増やし自分ならではの強みを持つ」ことの重要性についてお話をいただきました。KBSは年齢層の幅も広くまさにそれを体現している仲間の集まりであるとともに、引き出しを増やすために今学んでいるのだとご講演を聞いて強く感じました。

M44 原田、土屋、清水、池田

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