2022年10月20日

【EMBA】2022年度国内フィールド科目 活動報告

今年の国内フィールド科目では、熊本地方の地域創生と、栃木県宇都宮市にある鈑金メーカー富士精密株式会社(http://www.fujiseimitsu.jp/)の2チームに分かれて活動しました。国内フィールド科目は、EMBAプログラムの1年目で学んだ経営各領域の知識を融合させ、地域や企業の発展に貢献する分析と提言をまとめる必修科目です。

富士精密チームでは、営業、生産、技術、経理財務という4グループに分かれて活動を行いました。筐体の鈑金・塗装・組立をOEMビジネスとして展開する富士精密株式会社を対象として、約3か月間(2022年3月下旬~7月初旬)にわたり、経営各領域から同社の強みや課題を分析しました。本社工場への2回の現地訪問を行い、市場環境分析、経営層~現場従業員の方々へのインタビュー、営業や生産プロセスの調査分析、従業員の作業分析やアンケートなどを通じて、これまでケース討議など教室で学んできたことを実践しました。

その上で、中期的な目標達成に向けて、各グループからの改善提案や課題解決策をもとに、経営理念、人材育成、技術開発、市場分析と営業戦略などを有機的に結びつけ、経営改善策の提言として、同社の経営管理層の方々に同席いただいて発表しました。富士精密株式会社からは、山田社長をはじめ全面的にご協力をいただき、学生もそれに応えるべく全力で取り組み、会社の未来を考えました。中堅製造業の経営に深く関わることで、経営者の矜持や責任をより現実的に考えるとともに、中核リーダーとして身につけるべき視座を深める貴重な機会となりました。改めて、冨士精密株式会社の皆様に御礼申し上げます。



2022年6月2日 富士精密株式会社本社・工場(宇都宮)訪問
2022年7月2日 富士精密株式会社への報告会

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