2025年04月18日
2025年3月8日、re-Designare合同会社の代表で、一般社団法人 日本CFO協会/日本CHRO協会両協会のシニア・エグゼクティブを務め、経済産業省主催「グローバル競争力強化に向けたCX研究会」座長である日置圭介氏をお招きし、EMBA10期の学生を中心に約30名が参加する勉強会が開催されました。今回の勉強会は、2024年10月に経済産業省より発表された「グローバル競争力強化に向けたCX研究会 報告書」を基に、学生の間で自社の現状や必要なトランスフォーメーションに関して活発な議論が行われ、日置氏とのご縁とご厚意により実現したものです。本勉強会は、グローバル市場環境の変化と経営の複雑性の高まりへの対応について、理論的知見と実践的経験の融合を深く探求する絶好の機会となりました。
勉強会では「強い企業経営を実現するためのコーポレート機能の役割」について議論が行われました。日置氏は、企業が本質的な競争力を高める上で最も重要な役割を「リソースアロケーション(経営資源配分)」にあると指摘し、学生それぞれが所属する企業で、現実に直面している課題や成功事例を基に、現状の問題点と今後の改善策について意見交換がなされました。また、コーポレート変革は単に構造の変化ではなく、経営陣(CxOチーム)の進化を通じた経営戦略そのものの再定義であるとの見解も共有され、将来企業経営に携わるであろう学生たち自身が、主体的に自社の改革に取り組む意識を高める機会となりました。
学生からの感想の一部をご紹介します。
KBSでは、多彩な分野で活躍する第一線のプロフェッショナルの方々から、解像度の高いリアルな体験談や知見を直接伺い、その内容を基に実践的な議論を展開しています。こうした取り組みにより、学びを即座に実務に反映させるという強い実践意識が醸成され、参加者全員が「学びの価値」を実感する貴重な場となっています。
E10 松田 恵利子