2025年04月25日

【MBA】2024年度「生産システム設計論」フィールドワーク開催報告

 

2025年1月16日~3月13日までの期間、株式会社マグトロニクス様(以下、マグトロニクス社)の本社・神奈川第1工場にて、標記科目のフィールドワークを実施いたしました。代表取締役社長の菅様が弊校EMBAプログラムの第1期卒業生でいらっしゃるご縁から、マグトロニクス社でのフィールドワークは今年度で6年目となりました。

マグトロニクス社は1979年に設立された、工作機械向け・産業機器向け制御盤の生産、ケーブル・ハーネスの調達・生産を主に行っている企業です。「お客様に安定した品質と納期、高い付加価値を提供する充実した生産体制の確立」「最先端のモノづくりを支援する高い技術力」「顧客ファーストの提案力」を強みに、お客様のニーズに合わせた製品を数多く生産されています。

今年度は、11名の受講生が授業に参加しました。毎週マグトロニクス社を訪問し、工場や事務所など隅々まで見学させていただく中で、実際の現場で発生している課題を発見し、改善案を立案するまでを行うプロセスは、普段学校で行っているケーススタディによる「机上」の議論とは異なり、「現場」を強く意識した非常に貴重な経験となりました。

11名の受講者が3つのチームに分かれ、「情報環境改善への取り組み」「線切り作業を事例にした作業改善」「在庫管理における情報システムのあるべき姿DX化」をテーマに各々が調査を行いました。現場の社員様へのインタビューやアンケートの実施、ビデオ動画を利用した作業分析など、各チームがテーマについての深掘りを行い、最終回の発表に向け準備を進めました。最終回の発表会には、社長様をはじめとするマグトロニクス社役員の方々や、実際にお話をお伺いした社員の皆様方、さらには全社へのMicrosoft Teamsによる同時配信も行われ、数多くの方々にご参加いただきました。学生の視点からそれぞれのチームが提案を行い、それに対する質疑応答を行うことで、マグトロニクス社様への理解がさらに深まるとともに、改めて「現場」で起こっている様々な課題は一朝一夕には解決しないものであると実感しました。

約2ヵ月という大変短い間ではありましたが、社長様をはじめ関係者の皆様が、毎週私たちのために長時間予定を空けてくださりました。フィールドワークにご支援いただいた役員の皆様、私たちの不躾な質問に対しても分かりやすく回答をしてくださった担当部署の方々、そして作業の手を止めてでも丁寧な対応をいただいた社員の皆様方にこの場をお借りして御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

M47 菅野健太

ノベルティーとして頂きました同社製造のメタルフレーム

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