2025年10月17日

【EMBA】経営科学の授業において、IGS社CEO福原正大氏にご講演いただきました

 2025年9月6日にKBSで開催された「経営科学」の授業において、Institution for a Global Society株式会社(以下IGS社)のCEO福原正大氏にケース討議へのご参加とご講演いただきました。
 IGS社は東京を拠点とするピープル・アナリティクスのスタートアップ企業であり、福原氏は創業者兼CEOです。同社と同社が開発したソリューション「GROW」が、ハーバード・ビジネス・スクールのケース教材(418-J03)となっており、今回の経営科学の授業におけるケース討議の題材でした。そのケース討議のなかで、本授業ご担当の林 高樹先生のご尽力により、ケースの主人公である福原氏がスペシャルゲストとしてご講演くださるという大変貴重な機会をいただきました。
 
 GROWは、人事部(HR)の採用を支援するツールであり、学生の成長(grow)を手伝いたいという福原氏の思いを込めて開発された、学生と企業の双方にとって価値ある出会いを創出するサービスです。人的資源管理(新卒採用)×AIというテーマをもって、様々な企業の活用事例(各社がそれぞれ異なる、興味深い、さらにはIGS社も予想していなかった方法で使用している)より、GROW、そしてAIの持つ可能性を学びました。

 AIはもはや未来の技術ではなく、私たちのビジネスや日常生活に深く浸透した実用的なツールへと進化を遂げています。「AI技術とどう向き合うか?」「AI技術をどうビジネスに活かすか?」AI開発の第一人者である福原氏と学生との間で活発な議論が飛び交いました。
 AIとの向き合い方の議論のなかで、「人間が作り出したものは人間が責任をとる(AIは責任が取れない)」「人間が幸せになるために、なにをAIに置き換えるか人間が考える」という福原氏のご発言が特に印象的でした。

 全体を通して、私たち(中堅幹部、上級幹部、経営者の立場)にとって、AIを活用することが今後の経営や事業の方向性を考える上で、重要な選択肢の一つとなることから、真の活用方法を考え抜かねばならないと深く思索を促す内容でした。また、福原氏の「評価と教育の未来を切り開いていく」という熱い思いとともに深く心に残るご講演となりました。

 今回の福原氏のご講演は、IGS社として本年9月より「GROW360+(グロー・サンロクマル・プラス)」の提供を開始するというプレスリリースの翌日でした。ご多忙の最中にご講演をいただきましたこと、この場をお借りして御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

IGS社ホームページ

GROW360+(グロー・サンロクマル・プラス)

E11広報委員 笠原 康平

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