2026年05月21日
EMBA2年次、前半の山場に「フィールド科目」があります。本科目は、1年次に学んだコア科目8領域の学びと気づきを活かして、地域や企業の発展に貢献する分析と提言をまとめる必修科目です。EMBA11期生(E11)は、徳島県を訪問する「地域創生」組と、EMBA卒業生が経営を担うペットフードなどを製造するリバードコーポレーション株式会社様を訪問する「企業研究」組の2組に分かれ、それぞれの課題に取り組んでいます。自治体のリーダーたちや国内企業の経営者や従業員の方々と直接交流し、現場を観察しながら、調査・分析・考察を行い、実際に地域や企業への提言を行います。収集した情報やデータの分析と戦略的方向性を巡って徹底討論し、ありたい未来のビジョンからバックキャストした実行可能で持続可能な課題解決への施策の提言を目指します。
今回は、徳島県での4月初回訪問の様子をレポートします。
地域創生に取り組んで9年目。徳島県での取り組みは昨年からスタートし、今年で2年目となります。徳島県庁から提起された課題は①「県内人材の確保」②「教育再生」③「農林水産業におけるブランド化(美波町での6次産業化)」④「空き家対策-利活用」。この4つのテーマごとに4グループに分かれ、徳島県庁のご協力と徳島大正銀行の各種サポートをいただきながら、県庁職員・地元事業者・移住者・教育機関・金融機関などのキーパーソンへのインタビューや事業所視察を行いました。
7月の提案に向けて、今回の初回訪問では、さまざまな気づきがありました。ありたい未来のビジョンを描き、そこに向かうために、過去を受け止めながら今を進めることは、自分1人では成し遂げられることではなく、今を生きるたくさんの人々が同じ未来のビジョンに共感し、その実現を想い描いて協働していくことで成し遂げられるものです。そのために最も重要なことは、我々学生が自らの五感をもって徳島県のことを知り、徳島県で生活されている方々や関わられている方々の声を直に聞き、共に考え、共に描く未来であることだと感じました。それを見つけるために、3日間で多くの場所を訪問し、それぞれの現場でのリアルなインタビューや、豊かな出会いをいただきました。瀬戸内地方の穏やかさと山と海に囲まれた厳しさの両面を持つ環境の中、たくさんの方々が豊かな繋がりを大切にしながら今と未来のために暮らしを営まれている姿や、それぞれの現場で積極的に課題を発見され、それをどのように解決するかに取り組み、ポジティブな未来創造への転換に挑戦されているご様子に、多くの学びをいただいた初回訪問となりました。もちろんうまくいくことばかりではなく甘くない現実の側面を真摯に受け止め理解を深めながらも、しかし、それは歩みを止める理由にはならず、諦めずに挑戦をし続けることこそが唯一できうる何よりも大事なことなのだという決意を強く新たにした機会となりました。
E11徳島チームの活動は、5月の2回目の訪問、7月の提案と続きます。徳島県の皆様と、この度、このような温かいご縁をいただきましたことに感謝申し上げると共に、視察や取材のご対応をくださった徳島県庁様、徳島大正銀行様、および、多くの訪問先の皆様に、改めて心より御礼申し上げます。再び徳島県のさまざまな場所にお伺いできることを心より楽しみにしています!
また徳島でお会いしましょう!!

※訪問先の画像は抜粋となります。紙面が限られるため、全ての訪問先の画像が掲載できないことをご容赦ください。全ての訪問先の皆様、改めまして、誠にありがとうございました。
関連情報
徳島大正銀行プレスリリース慶應 EMBA(Executive MBA プログラム)「フィールド」徳島への取り組みについて(2026年4月16日)
文責:E11 広報委員 日高綾子
