【MBA】2023年度マーケティング戦略開催報告

2023年6月6日(火)、専門科目「マーケティング戦略」のフィールドワーク発表会を開催いたしました。本講義では毎年、様々な企業の方からテーマをご提示いただき、グループによるフィールドワークを通じて課題解決の提案を行います。
本年は、株式会社中国新聞社様より「会員基盤プラットフォームを活用したBtoC・BtoB領域でのサービス案」、株式会社与野フードセンター様より「北与野店の売上向上戦略」というテーマをいただき、マーケティング戦略の立案を行いました。

講義期間の初期段階に課題が設定され、約2ヶ月を通じて、グループごとに対象企業様とやり取りを行いました。その間、企業活動に関する様々なデータを受領し、インタビューや分析を通じて企業の真の課題を考え、解決アプローチや具体策を構築しながら、プレゼンテーションの準備をしました。

中国新聞社様には2つのグループから、会員基盤プラットフォームを活用したBtoCのアプローチでアプリを通じた顧客サービスの提案と、BtoBのアプローチで自社リソースを活かす形で地元企業へのコンサルティングサービスを行う提案がありました。与野フードセンター様に対しては、北与野店を利用する顧客に現地でアンケートを実施し、来店頻度上昇・購買満足度上昇に関する具体的な提案を行いました。

また、特別講義として、Google Cloudテクニカル アカウント マネジャー何健様からビッグデータの活用と分析方法について、サステナビリティラボ・トーキョー尾崎文則様からロジカルシンキングの考え方について、株式会社博報堂 生活総合研究所の伊藤耕太様から効果的なプレゼンテーションの進め方について、それぞれご講演をいただきました。マーケティングによる戦略アプローチ、データを活用した分析手法、ロジカルシンキングを通じた論理展開、それらを相手に伝わるプレゼンテーションに落とし込むことをビジネスの最先端でご活躍されている方々からお聞き出来るのは、本講義ならではの醍醐味であり、各企業様へのご提案を通じて実践する場があることは大きな学びに繋がりました。

明日からのビジネスに役立つ提案をすることを目標に、各グループが企業活動を短期間で調査しながら各社様の抱える真の課題にアプローチし、マーケティング戦略を立案するという本講義を通じて得た経験を活かし、常に幅広い視点で企業の戦略立案を行える人材になっていきたいと考えています。

M45　髙安 怜史