2024年9月2日
2024年7月23日にM46 の12名で、静岡県富士宮市にあるタマチ工業株式会社様(以下、敬称略)西富士工場に伺いました。タマチ工業株式会社の代表取締役社長でいらっしゃる米内様から、1学期に開講されました「集中企業研究」という授業を通じて、このような機会をいただきました。
タマチ工業株式会社は、旋盤・マシニング・五軸マシニング・複合加工機などの切削加工をもとに、二輪・四輪レース用自動車部品の開発・試作・製造を始め、農業用品部品などの製造をされている会社です。近年では、医療業界にも対応できる部品加工を目指していらっしゃいます。さらに、3Dプリンタを中心とした積層技術といった新たな加工方法にも力を入れていらっしゃるそうです。
この見学では、まず会社のこれまでの歴史について詳しくご説明いただきました。創業当時からの歩みや重要な転機について、そしてその経験から得られた知見が今の事業運営にどのように活かされているのか、非常に興味深い内容でした。特に、これまで培ってきた加工技術を非常に大切にされてきたということを感じました。
次に工場や設備を見学し、最新の技術や製品の製造過程を間近で見ることができました。特に、治具を使った加工時の段取り方法の改善や工場の安全・品質管理の取り組みについては、日々の工夫と努力が伺え、非常に感銘を受けました。工場の中は非常にきれいで、工具などの整理整頓が徹底されていました。また、エンジニアの方々も非常にいきいきとされていたなという印象を持ちました。
また、若手エンジニアの方々との交流の機会もありました。彼らの熱意と専門知識、そして会社の発展に対する強い意欲に触れ、私自身も大いに刺激を受けました。経営者の方々が、若手社員が「ワクワク」できるような環境を整えてあげていることがよくわかりました。その結果、若手エンジニアの方々が「ワクワク」し、新たなことにチャレンジし、それが会社の資産となっていると感じました。
今回の見学を通じて、社員を大切に思うことの重要さについて改めて考えさせられ、学びの多い貴重な時間となりました。このような貴重な機会をご提供くださった、タマチ工業株式会社 代表取締役社長 米内様をはじめ、多くの方々に深く御礼申し上げます。ありがとうございました。
M46 篠原 直孝