2024年10月15日

KBS同窓会主催「金融ラウンドテーブル」が開催されました

2024年9月30日、東京都港区にて慶應ビジネススクール(KBS)同窓会主催の「金融ラウンドテーブル」が開催されました。

司会はCBSフィナンシャルサービス社長でE4期生の山田美穂氏が担当し、パネリストとして、ブラックロックジャパンのマネージングディレクターでM27期生の江良明嗣氏、慶應ビジネススクールの小幡績教授、財務省の国際局長・土谷晃浩氏が登壇しました。

パネリスト3名による、「国際金融と日本の立ち位置」がテーマのディスカッションでしたが、小幡教授が財務省出身であることから土谷氏との霞が関トークや、江良氏によるコーポレートガバナンスの話題など、多岐に及びました。

印象に残った話の一つが、中国経済に陰りがみられる今、日本の金融市場の相対的な重要性が上昇しているというもの。少子高齢化や人口減少で明るい話題が限られるものの、地球を俯瞰してみれば、「日本の金融市場はまだまだこれからだ」と感じました。

現役生として参加したM46期生(現修士2年)の中野公美子さんは「産官学それぞれの視点から今後の日本経済についての貴重なお話を聞くことができたと共に、KBSのネットワークの強さを感じた」と語ります。

本イベントは、平日夜の開催にも関わらず、会場に約60名、オンライン中継には約30名ものOBOGと現役生が集い、白熱した質疑応答で当初予定の1時間を大幅に超過しました。

財務省の土谷局長は、「KBSは、義弟がEMBAの卒業生でもあり、今回パネラーを一緒にやった小幡さんは同じ財務省の釜の飯を食った仲間でもあり身近な存在だった。アルムナイ同士の繋がりは非常に重要と考えており、仲間の絆を大切にしてもらいたいと思う。一方で今回参加してみて、なかなか厳しいコメントを求められる機会も多く、立場上コメントすること自体がクローズドな場とはいえ難しかったことはお許しください。」と振り返ります。

本イベントを企画した2024年度KBS同窓会副会長でM27期生の小堀恭志さんは「従来のOBOGが集まる場以外にもKBSアルムナイが気軽に集まるような機会を多く作ることで幅広い年代や国籍を超えた絆を今一度深めていただき、ひいてはそれがビジネスにも繋がるような一助になればと思う。ご参加いただくことももちろんですが、私もぜひこんな企画をしたい、という方もお待ちしています。」と力を込めます。

日吉にあるKBSのキャンパスで平日開催のイベントを行おうとも、仕事を終えたOBOGにとっては決してアクセスが良いとは言えません。今回、都内でKBSのOBOGが集う場を初めて設けられたことは非常に意義があったと感じます。

今後も、定期開催される総会やホームカミングデーに加えて、本イベントのような試みを継続して、OBOGや現役生の繋がりや強化していければと考えております。

M46期 山本興陽

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