2025年01月16日

【企業訪問レポート】株式会社アドバンテッジパートナーズ様

- KBSの確かな繋がりの下、ビジネス最前線の経営リーダーのマインドセットを学ぶ -

 2024年11月19日(火)、MBA47期とEMBA10期の学生有志で株式会社アドバンテッジパートナーズ様(以下、「アドバンテッジパートナーズ」)へ訪問いたしました。

 アドバンテッジパートナーズは、現共同代表パートナーである笹沼泰助様(1986年KBS修了)が1992年に創立した日本で最初のプライベートエクイティ(PE)ファンドです。1997年に日本初のバイアウト・ファンドを設立後、一貫して日本のPE市場をリード、発展させ続けているリーディングカンパニーとなります。
(笹沼泰助様について詳しくはこちら。)
 KBSの講義(ファイナンス)においても、アドバンテッジパートナーズが2006年に投資・経営関与を行った株式会社ポッカコーポレーションの事例が採用されています。
この度、ファイナンスの講義を受けて更にPEファンド事業への理解を深めたいと希望した学生有志に対し、笹沼様より、教室を飛び出した学びの機会をいただくことができました。

 今回の訪問では、第一部に「プラベートエクイエティ投資の現場から - 企業が変わるとき」と題した講義、第二部に懇親会を実施いただきました。
 第一部では、PEファンド事業に関することのみならず、笹沼様がアドバンテッジパートナーズを創立された想いや経営者のマインドセット、ビジネス・スクールの意義などについても幅広く講義いただきました。第二部では、場所を移動し学生からの質問にざっくばらんにお答えいただく中で、実務を通じてこそ生じる課題や解決方法について、より踏み込んだ議論が行われました。

第一部の様子
第二部の様子

今回訪問に参加した学生からの声を一部ご紹介します。
「PEファンドによる投資事例について講義いただいたことで企業価値の向上手法についての理解が深まったことに加えて、起業家・経営者としての志の大切さについても実体験を踏まえてご教示いただき、とても学びの多い時間となりました。」
「投資ファンドのストラクチャー、運営手法や様々な事例をご教授いただいたことに加えて、企業価値とは何かを考えさせられるものでした。財務的な狭義の企業価値以外の認識価値も含めて、企業価値は全てコントロール可能なファクターであるということは大きな学びでした。企業価値最大化に合目的性があるか、自身の仕事の中でも常に確認しながら実行していきたいと思います。今後のキャリアへの示唆も含めて学びの多い貴重な時間となりました。」

 豊富な実務経験に基づいた講義はとてもリアリティがあり、刺激的なものでした。また、KBSでの学びを修了後のキャリアにおいて活用・昇華させ続けておられる笹沼様の姿勢から、改めてKBSで学ぶ意義と目的を学びました。
   
 30年以上業界をリードされ続けている笹沼様へ今回の機会をいただいた感謝と尊敬の念を込めて、KBS後輩よりの訪問レポートといたします。

慶應義塾大学ビジネス・スクール MBA47期 EMBA10期 有志一同 (文責:長野)

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