2024年08月19日

教員トピックス
山尾佐智子准教授が共同執筆した記事 "Fostering psychological capital self-efficacy in emerging female leaders: Practical insights from an international leadership development program"が、Organizational Dynamicsに掲載されました

2022〜2023年に女性リーダー対象のオンライン研修を豪州ディーキン大学と京都大学と共同で実施しました。
KBSの卒業生もこの研修にご参加いただきました。
研修前と後に行ったアンケート調査の結果をもとに共同執筆した記事が、Organizational Dynamicsという実務家向けの英文誌に採択されました。
ご参加くださった方々に感謝すると共にご報告申し上げます。

詳細はこちらより

要旨:
本稿は、心理的資本(PsyCap)の重要な次元である自己効力感が、新進女性リーダーの育成にいかに重要な影響を及ぼすかについての理解に貢献するものである。このPsyCapの重要な次元を開発するために、組織は女性リーダーの出現を加速させるようなプログラムの実施を検討することができる。本稿ではまず、リーダーシップの出現と発達の予測因子としての自己効力感の重要な役割を紹介する。次に、新進女性リーダーがしばしば遭遇するアイデンティティの課題について述べる。続いて、2つの地域にまたがる新進女性リーダーを対象に実施した育成プログラム(介入)の主要な実践的要素について概説する。自己効力感、リーダーとしてのモチベーション、リーダーシップ・アイデンティティの育成という観点から、このプログラムの肯定的な成果を紹介する。その上で、実践者が自らの文脈の中でリーダーシップ開発プログラムを実施する際に焦点を当てるべき具体的な領域を抽出し、これがPsyCapの構築にどのように役立つかを示す。





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