
経営者はなぜ、脱税をしたり利益を過大に計上したりするのでしょうか。
分析的会計研究は、ゲーム理論や契約理論を用いて、このような経営者の行動原理を解明することを目的としています。行動原理を解明することで、どのような仕組みが経営者の脱税などを抑制するのに効果的なのかについて分析することも可能になります。
このように、制度設計や制度変更に関する事前(ex ante)の分析をできることが、理論研究の大きな強みです。
2000年上智大学経済学部経済学科卒業、2002年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了、2006年同後期課程修了(博士(経済学)(大阪大学))。名古屋商科大学会計ファイナンス学部専任講師を経て、2009年より慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授、2024年10月教授。
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