カリキュラム・各科目の概要

必修基礎科目 +

基礎科目 - 総合的経営管理能力の基本となる
主要8領域を学ぶ必修科目

KBSでは、総合的経営管理能力の基本となる主要8領域を1年次に徹底的に学びます。そして、その方法は講義中心ではなく、ケースメソッドによります。それは、経営の原理原則だけに依存せず、そこからは予測できない要因も含めて自ら分析し合理的な意思決定を下す訓練をするためです。1学年100名を2クラス、12グループに分け、月曜日から金曜日まで週5日、朝9:00から16:30まで、毎日時間割に沿ってグループ討論やクラス討論に参加します。また学期毎に中間テスト、期末テストがあり、放課後は翌日のクラスに備えて予習が欠かせません。

科目一覧

  • 経営の計数管理に不可欠な会計情報について、簿記や財務諸表等の基礎知識および財務比率や管理会計手法などの分析能力を身につけます。

  • 顧客が真に求める製品やサービスを作り、届け、その価値を表現し、そして伝達する、効果的マーケティング手法を学びます。

  • 情報と論理的思考を駆使して経営課題の解決や意思決定の質を高める定量分析の具体的な方法論、および合理的な意思決定手法について学びます。

  • 経営者として組織をいかにマネジメントするか、「組織における人間行動(ミクロ組織行動)」と「経営における組織と戦略(マクロ組織行動)」の2つの視点から学びます。

  • 人・組織をとりまく外部要因に対する理解を深め、外部環境変化に対する企業・組織経営のあり方についての判断能力を養成します。

  • ファイナンスと経営財務の基礎、企業価値評価手法、資本コスト算定、経営戦略の手段としての財務戦略やM&A、企業再生等について学習します。

  • 企業活動において製品やサービスを提供する「生産・供給機能」とそのためのオペレーションに焦点を当て、課題を発見・分析・改善する視点を養います。

  • 企業の経営政策・戦略上の諸課題について、トップ・マネジメントの視点に立って戦略立案並びに実行を指揮するための方法論を学びます。

選択専門科目・自由科目 +

専門科目・自由科目 - 多彩な専門科目を通じて
専門性を強化する

個々の学生は専門領域を深めるための科目を選択し、修了に必要な単位数を取得します。KBSでは実務家教員による科目やフィールドワーク科目など、実践的な経営課題を解決するために必要とされる年間60科目以上の多種多様な科目を提供しています。これ以外に慶應義塾大学他研究科・学部設置の科目も自由科目(修了単位に含まれない)として履修することができます。

必修ゼミナール・修士論文 +

ゼミナールと修士論文 -
半学半教を実践するゼミナールで、
さらに専門を極める。

慶應義塾の「半学半教」の伝統を最も色濃く受け継ぎ、2年次の学びの中核に位置づけられるのがゼミナールです。KBSのゼミナールでは、少人数による、密度の濃い議論を通じ、自ら問題を発見し最先端の理論や技法を駆使し問題解決を図る、といった形で修士論文の執筆が行われます。

MBA課程の後半には高度な専門科目を選択履修するほか、本研究科内のゼミナールから1つを選んで所属し、各専門分野で研究者として高く評価されている指導教員の助けを得ながら修士論文を完成させます。

各ゼミナールの定員は概ね4〜7名であり、マスプロ教育では得られない非常に濃い密度のインタラクションが可能です。少人数ゆえに、修士論文の内容をめぐる議論に加え、主に経営技法を扱う通常のクラスではなかなか掘り下げられない世界観や歴史観、あるいは人生観、さらには文化と教養などについても話し合う機会が珍しくありません。また、ゼミナールの先輩後輩のつながりも強く、在学中に限らず修了後も互いの成長の刺激となる貴重な人脈を形成することができます。

「ヘルスケアコース」の設定と成績優秀者表彰
ならびにサーティ フィケート(修了証)授与について

経営管理研究科では、2022年度から修士課程のカリキュラム(学位プログラム)の一部として、「ヘルスケアコース」を設定しました。
経営管理研究科ならびに他研究科の学生に対し、所定の条件を満たした場合にサーティフィケート(修了証:名称はCertificate in Healthcare Management and Business)を授与するとともに、ヘルスケアコース成績優秀者(名称はHealthcare Management and Business Expert)を選考し表彰します。
詳細はこちらをご覧ください。

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