2021年12月23日

委員長杯2021 開催報告

 

本年で7回目を迎えるビジネスプランコンテスト、KBS委員長杯が12月12日(日)に慶應義塾大学日吉キャンパス協生館で『WIN-WIN-WIN』(三方良し)をテーマに開催されました。当日は、KBS生だけではなく、SDM(システムデザイン・マネジメント研究科)、健康マネジメント研究科、政策メディア研究科の学生や一部学外からの参加者も加えた全12チームによるプレゼンテーションが行われました。本年は観覧をオンライン中継限定とし、のべ約100名の方々が観覧にお越しになりました。また審査員にはDNX Ventures Managing Partner / Head of Japan 倉林陽様、KBS同窓会会長 森貴信様、当研究科からは坂爪裕委員長、岩本隆教授、清水勝彦教授と第一線で活躍する方々をお迎えし、鋭い視点でのコメントを頂戴致しました。

本選においては、各チームが社会に存在する課題を発見し、ユニークなビジネスソリューションを提案していました。各々のプランでは、インタビューや企業訪問だけではなく、実際にプロダクトの作成を行うなど、ビジネスとして実現性の高い取り組みが行われていました。ケースメソッドの講義から得られた「経営環境が変化していく中で、新たな経営課題を発見し、それに対する解決・マネジメント方法を考え抜く」学びがより実践的な形となり、多様なプランがゼロから構築され、新たな価値が創出されていました。

さらに今回のコンテストではKBS同窓会賞(大賞)、イノベーション賞、企業賞、オーディエンス賞の4つの賞が授与されました。結果、オーディエンス賞は、VRマンガ特化の広告代理店ビジネスを提案したチーム「OTAKU UPDATE」が受賞。企業賞は、不動産販売アプリビジネスを提案したチーム「My City」、男性向け美容サイトビジネスを提案したチーム「think TAMK」、起業家'行動'体験サービスビジネスを提案したチーム「Inspire」、聴覚障害者向け音楽配信サービスビジネスを提案したチーム「ムムム」、元アスリートと部活指導者のマッチングサービスビジネスを提案したチーム「チームK」、描き始めから完成までのアーティストの作品が楽しめるプラットフォームビジネスを提案したチーム「サンボンノヤ」の6チームが受賞。イノベーション賞は「人と食の偶発的な繋がり」を提供するSNSサービスビジネスを提案したチーム「Idobata Design Studio」が受賞。KBS同窓会賞(大賞)は、オーディエンス賞を受賞したチーム「OTAKU UPDATE」がダブル受賞となりました。

出場者からは「KBS生だけでなく他科のメンバーとの協働を通して新しい視点に出会えた」「審査員からの鋭いご講評から、自分達のプランの質を向上させる貴重な機会となった」「この委員長杯で発表したビジネスプランを本格的に事業化していきたい」「日々の学びを現実のビジネス創造に活かすことができた」などの声が挙がっています。

来年度は、より多くのチームに参加して頂き、各々のチームが切磋琢磨しながらKBSを起点としたさらなる学びの場の構築、そして新しいビジネスの事業化に繋がる機会にしていきたいと考えております。最後になりますが、協賛頂いた(以下50音順)株式会社一蘭様、株式会社牧野フライス製作所様、株式会社Mizkan様、森永乳業株式会社様、ライオン株式会社様、KBS同窓会様、そして委員長杯の進行に携わって頂いた全ての関係者の方々に心より御礼申し上げます。

委員長杯実行委員担当 M44 笹岡英俊、東郁音、具志堅旭

■委員長杯2021 最優秀賞(KBS同窓会賞)受賞記念山形市ビジネススディーツアー報告はこちら

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