2013年08月06日

学生トピックス
2013年度アジアビジネス・フィールドスタディ 活動報告

2013年度1学期、前年度に引き続き2回目となる「アジアビジネス・フィールドスタディ」が開講されました。本授業は清華大学(中国)、KAIST(韓国)、KBS(日本)3校の共同開講です。3カ国のMBA生が、その年のホスト校となる国の特徴的な産業について、その産業に属する企業、特色のある企業等を訪問することで研究します。そして最終的には、グローバル市場における海外戦略についての政策提言を行います。こうしたプログラムを通じ、アジアビジネスを牽引するリーダーをアジアから輩出することが授業の大きな目標です。

今年度の企業訪問・研究は、KAIST(韓国)がホスト校となり、"Entertainment & Media Industry"をテーマに2013年7月6日~7月13日にかけて行われました。対象となった企業は、CJ E&M(メディア・コンテンツ制作会社)、SBS Contents Hub(ドラマ・コンテンツ販売会社)、Golfzon(ゴルフ・シミュレーター販売会社)、KT Ollhen TV(IP-TVサービス提供会社)、CJ O'shopping(TVショッピング会社)、NC Soft(オンライン・ゲーム製作会社)の6社です。

私達学生は、3校の混合チームを編成し、1チームにつき1つの企業を分析し、各グループで質問事項を整理した上で、企業訪問に望みました。"Entertainment & Media Industry"において、韓国企業がいかにして言語、行動様式、価値観といった文化的制約条件を乗り越え海外市場へ進出していくかについて、各国の学生が自国の市場知識や経験談などを出し合いながら、熱い議論を繰り広げました。

現地における合同講義では、KAISTのPark教授より、3カ国間における箸の共通性(箸の機能は共通)と差異性(箸の素材は竹、ステンレス、木と各国によって異なる)という事例から、本プロジェクトを通じて3カ国の価値観の共通性と差異性の双方に着目するようにとの教えを受けました。この教えを実践する形で、授業時間だけではなく1週間に渡って生活を共にすることによって、今後ますます経済的な連携を強めていく3カ国の将来を先導すべきMBA生たちの間で共通の基盤となる見識や一生に渡る友情を築くことができ、貴重な経験となりました。

修士2年生(M35)

黒沼 知也

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