2021.01.19

戦略コンサルに興味ありますか?(2) 2020年2学期開講科目「A.T.Kearney 実践コンサルティングプロジェクト」の授業紹介

A.T.Kearney 実践コンサルティングプロジェクト

A.T.Kearney 実践コンサルティングプロジェクト

KBSでは強力な教授陣による授業だけではなく、株式会社ボストン・コンサルティング・グループ (BCG Japan)、A.T. カーニー株式会社、株式会社 経営共創基盤(IGPI)の支援を受け、トップクラスのコンサルタントが企業改革や再生の現場を伝えるエキサイティングな授業をMBA、EMBA両学生向けに開講しています。
ここでは、2020年2学期開講科目「A.T.Kearney 実践コンサルティングプロジェクト」の授業について紹介します。

授業概要

本講義では、グローバル戦略コンサルティングファームであるA.T. Kearneyのコンサルティングプロジェクトに近いグループワーク体験を通じて、戦略コンサルタントのアプローチや頭の使い方を実践的に習得すると共に、将来の企業経営者として必要となるマインドセットや高い視座を身につけることを目的とします。4人程度の学生グループに対して1名のアドバイザー(A.T.Kearneyの現役コンサルタント・経験者)が担当し、グループワークに対するフィードバックやアドバイスを行うことで、座学とグループワークのハイブリッドでの効果的な知識習得を目指します。

2020年度のテーマ:「食品スーパーへの成長戦略提案」

  • 1. 2. キックオフ・プロジェクトマネジメント
  • 3. 4. クリティカルシンキングの活用
  • 5. 6. 事業環境分析
  • 7. 8. 中間報告会
  • 9. 10. シナリオプランニング
  • 11. 12. カスタマーインサイト
  • 13. 14. 事業モデル構築
  • 15. 16. エグゼクティブプレゼンテーション
  • 17.-20. 最終報告会

授業担当者

小幡 績 / 経営管理研究科 准教授

小幡 績 / 経営管理研究科 准教授

1992年東京大学経済学部卒業、大蔵省(現財務省)入省、1999年退職。2000年IMF、2001年~2003年一橋大学経済研究所専任講師。2001年Ph.D.(経済学)(ハーバード大学)取得。

川崎 健史 / A.T.Kearney プリンシパル

川崎 健史 / A.T.Kearney プリンシパル

東京大学理学部卒業、デューク大学フュークア経営大学院終了(MBA)。
NTT東日本にてネットワークエンジニア、ならびに、経営企画業務に携わった後、欧州系戦略コンサルティングファームを経て、A.T. カーニーに入社。
日本及び東南アジア地域の情報通信・ICT・メディア企業に対し、デジタルトランスフォーメーション、グローバル事業戦略、新規事業戦略、組織・業務プロセス改革、などを中心として幅広いテーマで顧客企業を支援。

鈴木 徹 / Egon Zehnder コンサルタント(アドバイザー)

鈴木 徹 / Egon Zehnder コンサルタント(アドバイザー)

ミシガン大学 機械工学部卒業、ミシガン大学 ロス経営大学院 MBA取得
製造業および金融プラクティスグループのコアメンバー。自動車メーカー・自動車部品メーカーを中心とした製造業、サービス業界、保険業界を中心に幅広く活動。経営幹部の評価・育成、経営人材の外部招聘、組織強化、日系企業のグローバル化促進・海外進出支援などに従事。

竹本 祐也 / WACUL CFO(アドバイザー)

竹本 祐也 / WACUL CFO(アドバイザー)

京都大学経済学部を卒業後、2008年4月にゴールドマン・サックス証券株式会社に入社。鉄鋼業界担当の株式アナリストとして企業の財務分析、業界分析、経営者インタビューなどをもとにした株式の投資価値の分析・評価を行う。2013年7月にA.T.カーニー株式会社へ。マネージャーとして、グローバルの大企業に対し、通信・メディア・テクノロジー業界を中心に、長期経営戦略および事業戦略の策定、X-Tech領域での新規事業立案など、数多くのプロジェクトを手掛けてきた。現在はマーケティングのDXを支援する株式会社WACULにおいて、取締役CFOとして財務戦略を中心にコーポレート全般を担う。

古谷 佑輔 / A.T.Kearney マネージャー(アドバイザー)

古谷 佑輔 / A.T.Kearney マネージャー(アドバイザー)

京都大学文学部卒業後、西日本電信電話株式会社(NTT西日本)に入社。2007~2009年まで、営業支店でコールセンターチャネルの営業企画・販促業務に従事した後、2009年から2014年まで、本社にて他通信キャリア、総務省との対外折衝業務に従事し、通信業界全般の法制度や業界動向について精通。2015年からA.T.カーニー株式会社にて経営コンサルタントとして活動。主に通信・IT・ハイテク・製造業や総合商社等のクライアントに対して、新規事業企画、R&D戦略立案、デジタル戦略立案(ビッグデータ活用事業、IoT事業等)、ロビーイング戦略、海外市場参入戦略、業務BPR等のプロジェクトを実施。

岡浦 加奈 / A.T.Kearney アソシエイト(アドバイザー)

岡浦 加奈 / A.T.Kearney アソシエイト(アドバイザー)

早稲田大学国際教養学部卒業後、PR会社にてPR・マーケティング業務に携わった後、A.T. Kearneyへ入社。消費財・小売、メディア、ハイテク業界の企業を中心に、中期経営戦略、新規事業戦略、マーケティング戦略、海外事業戦略、M&A戦略等、幅広いテーマのプロジェクトに従事。

担当者からのコメント

小幡准教授

本科目は教わる授業ではなく、生み出す授業です。
優れたコンサルタントとは? 生み出す人たちのことです。そして、クライアントが生み出す、発見することを促すコーチです。
今回、みなさんは、消費するのではなく、創造する、生み出す姿勢を貫けたと思います。そこがすばらしかった。
プロフェッショナルなコンサルタントは、すごいです。オーラがあります。一つ一つの言葉に重みがあります。みなさんからは遠い存在に思えたかもしれません。
しかし、実は、みなさんとプロフェッショナルなコンサルタントに根本的な違いはありません。頭がよさそうに見えても、それはただの表面的なことであり、本質ではありません。それは、与えられた問題を解こうとする、質問に答えようとするみなさん(この授業を受ける前のみなさん)と、クライアントの、あるいは世の中の、問題、課題がどこにあるのか、自分で観察し、見つけようとし、その課題をどのように解決するか、クライアントが納得して主体的に解決するように行動するようになるか、そのプロセスをトータルでデザインしようとするプロフェッショナルコンサルタントとの、姿勢の違いです。大きな違いに見えても、それは姿勢の違いにすぎません。その姿勢に、常に、自然になっていること。それがすべてです。みなさんも意識していれば、自然にそうなります。それだけであり、それがすべてであり、それがとてつもなく重要で、世の中のほとんどの人はやろうとしたことがない、ということなのです。
きっと、この授業で、みなさんはそれに気づき、自然と生み出す側に回るようになった、そうなり始めたと思います。僕には、それが観察できたので、この授業に一緒に取り組んできて、ほんとうに良かったと、今、思えるのです。

川崎氏

本科目は、コンサルティングという仕事の実務の一部を体験できるプログラムであると考えています。授業の準備やグループワークは大変ですが、皆さんでアイディアを作っていく過程や、それをいかにプレゼンするかという部分もお伝えできたかと思います。また、コンサルタントとしての仕事だけではなく、これから社会人として仕事をしていく中で今回学んだことが生きる場面があるのではないかと思うので、本科目を通して、ぜひ何かを持ち帰ってもらえれば我々としても嬉しく思います。

鈴木氏

今回のケースですと、提供するコンテンツや情報、考え方などオーナーシップの思考を持って考えていただくということが重要だと思います。その中で、アドバイザーをどう使おうか、中間発表の時のフィードバックをどう使おうかなど、自身のその設計の中で考えていくと良いと思います。アドバイザーの色々な意見は聞き入れるが、それに振り回されないように「自分の軸を持つ」ということが重要になってくると思います。
自信を持ってオーナーシップを持つことで、アドバイザーとオーナーの役割分担を明確にイメージされたうえで仕事を進められると混乱することが少なくなると思います。例えば、この人はこういう立場だからこういう使い方をすればいいんだとかそういうイメージです。今後、オーナーとアドバイザーとの関係性の中で仕事をされることがあれば、ぜひそんな考え方を生かしてください。

履修生のコメント

  • 約1年半前にKBSに入学し、主にケースを通して学んできた中で、この会社をどうするべきかと考える機会は多かったものの、提言する相手が誰かということをこれほどまでに意識したのは初めてでした。
    誰に向けて提言・発表しているのか、誰が聞いているのかといった対象をしっかり理解したうえで、どのようにアプローチすれば良いのかを学ぶ機会となりました。(MBA2年生)
  • 講義とフィードバックを含めると週に2回提案について指摘される機会があり、その度に課題を毎回ブラッシュアップしていかなければならず、1週間に1つのアサインメントをやり切ることはかなり大変でした。
    しかし、忙しい時間の中でも的確にフィードバックしてくださるので、私達も本気で取り組まなければいけないといった緊張感を持ちながら、このプロジェクトをやり切ることができました。(MBA2年生)

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