生産システム革新集中コース

日程 2016年5月14日(土)、21日(土)、28日(土)
受講者登録期限 2016年4月22日(金)

生産システム革新集中コースでは、製品やサービスを供給するオペレーション活動に内在する主要な経営課題と意思決定問題について検討することを目的とします。具体的には、オペレーション改善と設備投資の考え方、垂直統合企業と水平分業企業のオペレーション上の強み・弱み、改善活動のマネジメントと生産企業の体質強化などのトピックについて、具体的な企業事例を用いて、ディスカッションします。

講師紹介

河野 宏和
教授 / エーザイチェアシップ基金教授 / 経営管理研究科委員長 / ビジネス・スクール校長

1980年慶應義塾大学工学部管理工学科卒業、1982年同大学大学院工学研究科修士課程修了、1987年博士課程単位取得退学、1991年工学博士(慶應義塾大学)取得。1987年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助手、1991年助教授、1998年教授となる。2009年10月より、慶應義塾大学大学院経営管理研究科委員長、慶應義塾大学ビジネス・スクール校長を務める。1991年7月より1年間、ハーバード大学ビジネス・スクール訪問研究員。AAPBS(アジア太平洋ビジネススクール協会)会長、日本経営工学会副会長、TPM優秀賞審査 委員、IEレビュー編集委員長。

市来嵜 治
専任講師(有期)

1999年慶應義塾大学理工学部管理工学科卒業、2001年同大学大学院理工学研究科修士課程修了、2007年同博士課程単位取得退学、同年博士(工学)(慶應義塾大学)取得。2009年慶應義塾大学理工学部管理工学科助教(有期)。2014年成蹊大学理工学部助教(有期)。2015年より慶應義塾大学大学院経営管理研究科専任講師(有期)。

坂爪 裕
教授

1989年慶應義塾大学文学部人間関係学科人間科学専攻卒業、アンダーセン・コンサルティング(現:アクセンチュア)、(株)さくら総合研究所(現:日本総合研究所)を経て、2001年京都産業大学経営学部専任講師。2004年より慶應義塾大学大学院経営管理研究科専任講師、2006年助教授、2012年教授。2004年博士(経営学)(慶應義塾大学)取得。

コース内容

※教材、内容、講師等は直前に一部変更になる場合がございます。

第1回 2016年5月14日(土)/担当:河野宏和

ケース1 『KOA株式会社(A)』
KOA株式会社は、1940年の創業以来、長野県伊那市の地域に密着した抵抗器の専業メーカーとして、円高等の厳しい経営環境の中で増収増益を続け、業界トップの地位にある。Aケースでは、同社が進めてきたKPS推進活動と呼ばれる改善活動の内容と、1994年時点で展開しつつあるワークショップ制と称する製品別分業体制のねらいについて説明する。
ケース2 『鍋屋バイテック会社(NBK)』
岐阜県にある同社は、1560年から400年以上も鋳物加工を手がけるユニークな中堅企業であり、大ロットの注文を断り、ニッチ市場において少量多品種の金属加工でゆるやかに成長している。小ロット生産で利益が出る生産システムを徹底的に追求している同社の経営戦略と生産システムの歩みを分析し、成長の鍵となる要因を考察し、小ロット化に対応する生産戦略を議論する。
レクチャー 「現場力に着目した企業競争力の強化」

第2回 2016年5月21日(土)/担当:市来嵜治

ケース1 『現場改善の視点』
経営環境が変化している状況で現場改善を効果的に進めるためには、現状の問題を抽出・解決するという分析的アプローチだけでなく、付加価値を生む瞬間に着目した設計的アプローチが必要になる。簡単な作業を題材にした演習を交えながら、これらのアプローチを踏まえた現場改善の視点について議論する。
ケース2 『衣浦メンテナンス工業』
衣浦メンテナンス工業は、ステンレス材を製造している顧客企業の設備の保全を請け負っている会社である。保全業務は顧客の生産現場で実施するので、様々な活動をするにあたって多くの制約がある。本ケースでは、同社の業務内容、作業効率や安全性を高めるための取り組み、社長および作業員のインタビュー内容などに基づいて、作業現場のマネジメントについて議論する。
レクチャー 「現場改善活動のマネジメント」

第3回 2016年5月28日(土)/担当:坂爪裕

ケース1 『株式会社東芝―ハードディスクドライブ事業の生産戦略(A)―』
東芝はHDD事業に関して、これまで2.5インチ以下のHDDに特化し、他社に先駆けて最高容量品を先行投入するリーディングエッジ戦略と呼ばれる戦略をとってきた。東芝はこの戦略を実行するため基幹部品を外部調達する水平分業型のビジネスを展開してきたが、ここにきて垂直統合型企業との競争を余儀なくされている。本ケースではこのような競争環境下での、今後の生産戦略について議論する。
ケース2 『アズビル株式会社(旧: 株式会社山武)― 伊勢原工場・産業システム事業における改善活動のあゆみ―』
本ケースでは、アズビル株式会社(旧: 株式会社山武)が1987年より開始・ 継続している全社的な改善活動(JUMPS活動と呼称)の歴史的経緯について記述 している。特に産業システム製品を製造する伊勢原工場における改善経緯につい て詳細に記述し、この記述内容から、アズビル株式会社のこれまでの改善活動の 成功要因と今後の課題について議論する。
レクチャー 「3Sの徹底を通じたオープン・エンド型改善のすすめ」

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