2019.07.09

2019年度「集中企業研究」開催報告

2019621日(金)、「集中企業研究(1学期開講科目、三冨正博講師)」の一環として、城南信用金庫(以下、城南信金)の経営に関する公開授業が協生館4Fにて開催されました。当日は、城南信金元理事長の渡辺様、吉原様をはじめとする城南信金の皆様、外部からの受講者のご参加により総勢約60名の皆様と活発な議論がなされました。

 

本公開授業は科目の集大成として、外部の受講者を招き、学生によるファシリテートのもと、KBSの特徴のひとつであるケースメソッド授業を行うものです。

学生は、4月初旬の科目開講から約2ケ月間に亘り、理事長をはじめとする各階層の職員及び取引先企業へのインタビューに加え、公表資料より城南信金を複数の領域から分析して参りました。これまでの城南信金の発展を支える理念、強みや特徴、ならびに現在直面する経営課題を取り纏めケースを作り上げました。公開授業では、多様なバックグランドを有する受講者の皆様にご参加いただき、本ケースの各論点にについて様々な角度から意見を頂き、活発なディスカッションを行いました。

 

今回の対象企業である城南信金は、東京都、神奈川県を営業地域とし、従業員数及び総資産をはじめとする様々な指標において全国の中でもトップクラスの信用金庫です。信用金庫は、同じ金融機関である銀行とは設立の経緯から大きく異なる部分があります。銀行は株式会社である一方、信用金庫は地域の方々が利用者・会員となって互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的とした非営利組織です。利益第一主義ではなく、会員及び地域社会の繁栄が優先されます。

 

城南信金は信用金庫のもつ本来の役割に基づき、お客様応援企業として地域の方々の幸せを守り、地域社会の発展・繁栄に貢献するための取組みを実践しています。昨今では、経営を取り巻く外部環境が大きく変わりつつある中で、城南信金は目先の利益や、従来の金融業務の枠に捉われず、地域を越え日本全体を元気にするために更なる進化を遂げようとしています。

 

本授業では、城南信金の各階層の皆様へのインタビューを通じ、金融業界が大きく変わる中で、企業の理念に基づきお客様へ提供する価値の本質を考え、提供するサービスや組織のあるべき姿を見つめなおし、実践していくということに触れることができました。一連のプロセスにおいて、経営に関して公表情報のみでは知ることが出来ない深い部分での理解が得られたものと思えます。

 

また、最終的なアウトプットとして、学生より「今後の城南信金がどうあるべきか」について提言を行うことは、経営トップの視点に立って企業の将来を考えることを学ぶ機会となり、通常の授業では得られない貴重な体験となりました。

 

本授業は、今年で10年を超えるものとなりましたが、今後も意欲ある学生が受講し、協力してくださる企業の価値創造に少しでも貢献することが出来れば幸いです。

 

本報告の結びとして、多忙極まりない中、複数回に亘るインタビューと公開授業へご出席頂いた城南信金の渡辺様、吉原様をはじめとする職員の皆様、並びに城南信金の取引先企業の皆様、また、ご指導を頂きました皆様へ厚く御礼申し上げます。

 

修士2年(M41

駒野谷 瑛俊・中村 功・日野 勇貴・福田 陽・横溝 真一・横山 雄大


 


2019621集中企業研究発表会_190705_0037.jpgのサムネイル画像 2019621集中企業研究発表会_190705_0036.jpgのサムネイル画像

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